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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2006年03月24日(金).......ユイマ、小学校を卒業
本日はユイマの小学校の卒業式。ノイノイの保育園ではお別れ遠足と称して、3才クラス、4才クラス合同で近くの公園にお散歩遠足。

ノイノイの弁当を作って保育園に送り、ユイマにワイシャツを着させ(これから毎日着るワイシャツ!)、ネクタイを締めてやり、紺のブレザーを着させ、急にぷみぷみも連れて行くことを決めてぷみぷみのよそ行きを探して着せて準備させ、自分らの身支度もして、あわただしく出かける。(うう。今日は念入りにメイクアップするはずだったのに、やっぱりいつもと変わらず3分メイクだった!)

ぎりぎりで入った会場はもう空いている席はないくらい保護者でいっぱい。あとからパイプイスが足されたので、後ろから2列目にやっと座ることが出来た。ほどなく、子供たちが担任に伴われて入場。男の子はネクタイに紺のブレザー姿が圧倒的。女の子も紺のプレザーにチェックのスカートとリボンタイと、ほとんどみんな同じような姿。

子供たちが全員入場し終わり席に着くと、会場は一瞬しーんと静まりかえる。
全員起立!という司会の先生の声に、会場の全員が起立する。開会の辞に続いて国家斉唱。noripは開会の言葉に続いて「国家斉唱!」の声と同時に座っていたけど、私は座る勇気がなかった。せめて歌わないことでプロテストの意を表明する程度。情けなや。
それにしても、卒業式で、何がイヤって、舞台正面に、大きい国旗が貼り付けてあって(否が応でも目に入る)、舞台に上るときも、下りるときも校長やら来賓やらPTA会長までが、いちいちその国旗に向かって最敬礼することだ。
卒業式の主役は国旗じゃなくて子供なのに!
もうこれは何回見ても慣れない。違和感を感じる。不愉快といってよい。ふだんはそんなことしないのに、「式」になると、国旗におじぎするなんて。しかも一番の問題は、それが教育委員会の通達によって有無をも言わさず「強制」されているってことだ。そのうち、運動会や学芸会でも、そして、日頃の朝の会とか帰りの会とかでも強制されるようになるんじゃないか。どうしてもそういう連想を起こさせる光景だ。今のところ、子供たちには強制されていないのがせめてもの救い。

それはさておき、次の式次第。卒業証書授与。一人一人、担任から名前を呼ばれて大きな声で返事をし壇上に上がる。そして校長から卒業証書を受け取り下がっていく。ユイマも他の子と同様、とても立派に卒業証書を受け取った。
校長の挨拶、来賓の挨拶(←教育委員会の何たら課長が区長の言葉を代理で述べる)、PTA会長の挨拶と、挨拶が続き、祝電の紹介の後は、たぶん卒業式の第二のメインプログラム、卒業生のよびかけ「門出のことば」。ユイマは11番目の「励ましの言葉をありがとうございました」という台詞。体育館にユイマの良い声が響いてちょっと誇らしかった。
よびかけの合間には、6年生全員による合唱、5年生の答辞(これも呼びかけ形式)と歌、という具合に小学校独特の劇場的空間が体育館いっぱいに満ち満ちる。
それが終わると、卒業式も終わるのだった。

退場していく姿を見て涙する親もたくさん見られたし、泣きながら退場していく子供たちも数人見た。ユイマは、というと、ちょっと怒ったような、すねたような、でもまじめくさった顔で退場していく。照れてるのかな。

クラスごと、親子そろって記念撮影したあとは、校庭にアーチを作って6年生を送る。風がつめたかったけれど、日が当たると暖かい。4クラス見送った後は、校庭にもどってきた子供たちが親や先生、お友達と写真を撮ったりあちこちで挨拶しあったり。私たちもユイマが戻ってくるのを校庭で待っていたが、全然戻ってこない。

あーあ。最後までやってくれますユイマ君。

何と、退場してそのまま一人でさっさと家に帰ってしまっていたーーー!
バカ者〜〜〜!!

仲良しだったツルサワ君のおかあさんが、ユイマ君と一緒に写真撮ってもらおうと思っていたのに!と残念がる。私だってすごく残念だよっ。こんなにたくさんの子がちゃんと校庭に戻ってきて別れを惜しんでいるっていうのに、なんで帰っちまうんだよっ(涙)


こうしてユイマの6年間は終わったのでありました。






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