1、泣いたユイマ
昨日夕方、ユイマから携帯に電話が入った。「あのねー。忘れていたんだけど、明日、韓国の料理の歴史について発表しなくちゃいけなかったんだよ。ちょっとインターネットで調べたいから、パソコン貸してくれない?」
よくよく聞いてみると、先週出ていた宿題をすっかり忘れていただと?!土日あんなに時間があったのに、忘れて何もしていなかっただと?! またか。もうあと少しで6年生が終わるっていうのに、君はまたも、やるべきことを忘れ、ぎりぎりになって親に泣きつくのか。
しかし。
今更怒ったところで仕方がない。何か調べるのにすぐインターネットという態度もものすごく気に入らないのだが、そんなこと言っても始まらない。とりあえず1時間くらい、という約束でパソコンの使用許可を出した。 そして、甘いワタシは会社でいくつか、それらしい情報の載っているページをコピーして持ち帰ってやった。
しかし、そんなにわか勉強でものごとが理解できるはずもなく。少しノートにメモを書いたくらいで、眠気に勝てず。明日の朝やるよ、といって寝たのが10時半。そして、今朝、5時に起きるつもりだったらしいが、目が覚めたのは6時。そのとたん「もーダメだー!もーできないー!時間が無いー!」としょーもないことを言う。なにしろ寝ぼけ半分入っているし。それでも、何とかなだめて仕事を始めさせたところ、また「意味がわからない、できないー、なんでこんな宿題出すんだーー」と文句たらたら。
あんまりつまらないことを言い続けるので、ついに私が爆発。 自分が忘れたんでしょ。最後まで自分で責任とりなさい!! ちょっと厳しく言ったら、両拳で自分の頭をごんごんと叩きながら、だって、できないよー、わかんないよーと泣きはじめてしまった。
ああもう朝から最悪。
何のために韓国料理の歴史をしらべているのか、問題意識が無いっていうのが一番イタかった。何からやっていいのかさっぱり分かっていないのだ。ユイマは自分の興味がないことは本当に頭に入らない人だから。 しかも時間が無いっていうのも、精神的に弱いユイマには大変なプレッシャー。 まだ30分ある、じゃなくて、もう30分しかない!と思ってしまうユイマ君。 ついに、パニック起こして泣いちゃったのだ。 「学校休む」とまで言い出したけど、そんなこと私は絶対許しません(きっぱり) とにかく、途中までしか出来なかったら、ここまでしか調べられませんでした、とみんなに言いなさい、それが事実なんだから!と冷たく突き放し、追い立てるように学校に行かせてしまった。
・・・・・結局どうなったんだろうな。途中までの発表でお茶を濁したのか。それとももう一回やることになったのか。もう帰宅しているころだと思って、さっき会社から家に電話したら、ユイマはすでにお友達の家に遊びに行ってしまって居なかった。
うぐぐぐ。こっちはそれなり心配してやっているっていうのに。のど元過ぎれば熱さ忘れて、また遊びほうけているのか!?
怒!怒!怒!
2.やっぱり後手後手なジュンコ
昨日はジュンコの大学入学手続の日だった。 朝9時に郵便局に行って入学金を払い込み、払い込み証を入学手続の書類に貼って、それを持って大学へ行く。昼頃には到着して、無事書類を出して、寮も見て、必要な情報を集めて帰ってくる。 のだと思っていた。
がしかし。
実際は。
9時に家を出て郵便局に行ったは良いが、また家に帰ってきて書類づくりに手間取り。 お昼頃やっと家を出て新宿についたら、お腹すいたのでご飯を食べた。 もっと早くつくと思っていたけど、なぜか大学についたのが3時50分くらいで。 受付は4時までで。 何とかぎりぎりで間に合って良かったけど。 そのあと、寮の部屋が公開されてるから、行ったんだけど、4時になっちゃって。 もう閉まってたから、何も見られなかったから帰ってきた。
だとぉ〜〜!?
お前なーーーーーせっかく合格したって、入学手続できなかったら入学できないのよ。だから、時間的に充分余裕をもって行くものだし、その予定だったじゃないの。なんで10分前にぎりぎりで行くんだよ!! 寮だって、せっかく見られる機会だったのに、それじゃ、何も分からないじゃないの!? なんであなたはそんなに無計画無防備なの!?
怒!怒!怒!
ああ。ちょっとの間だけ忘れていたけれど、我が家の日常は常にこのようであったのだ。ううう(涙)
追補
会社から家に帰る途中、ユイマから電話。今日の発表どうだった?と聞くと、「うまくいったよ!僕がんばって学校に行ってからもやったんだよ。そしたらできちゃった。でね、発表も結構うまくできたんだよ。僕、お母さんにお礼を言わなくちゃいけないんだ〜」という。何で??と聞くと、「だって、お母さん、がんばれって言ってくれたでしょう?がんばればできるよ、って。だから僕がんばれたんだよ!」 と言うではないか。 ほへ? 私は、がんばれ、とか、がんばればできるよ、とか、やれることをやろうよ、とか、やればできるよ、とか、確かに言ったけれど。それは怒っている合間の、いわば合いの手みたいなもんで、本当は基本的には怒っていたんだよ。でも、ユイマは、私が合いの手に励ました言葉だけ心に残していたのね。もー。困っちゃうよな〜〜本当に伝えたいことは「自分の尻ぬぐいは自分でやれ!」ってことだったんだけどな〜〜
ま、いっか。
ありがとう、って言ってくれたし、発表はうまくいったし。結果オーライってことで。(←甘い母)
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