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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年06月18日(土).......小学校の学校公開
行ってきました。土曜日だけれど、月曜日と同じ体制で、給食有り、午後の授業もありの一日。どの時間にどのクラスに行っても良く、給食も見てもOKな一日。
私はぷみぷみのクラスの担任になったYK先生の授業に興味があって(ユイマクラスの担任は昨年の持ち上がりだからだいたい様子はわかっているので)算数と国語、音楽を見せてもらった。ユイマの方は、先日行ってきた移動教室に関して、グループごと、テーマを決めて発表形式という「総合学習」@体育館にて、を見に来るようにとユイマには言われていたので、そちらを中心に。

で、ぷみぷみ2年生のYK先生。さすがの授業でした。学級崩壊が世の中に頻々に起きているなんていうことがウソのようだった。先生の指導さえ良ければ、みんな集中して授業を受けられるのだ、と確信しましたよ。(全般的に行って、ユイマ達の通うS小学校はどのクラスも崩壊は起きていないようでしたが!)

たとえば、1時間目の算数の授業はこんな具合。「35本のジュースがあります。」という最初の一文だけ提示されてそこから、引き算の問題を各自に作らせて発表。その中から、たまたま(?)繰り下がりのある計算問題を作った子供の問題を取り上げて、黒板に書き、どうやってこれを解くか、みんなで取り組む。こんな流れだった。

「35本のジュースがあります。みんなで16本飲みました。残りは何本でしょう。」というのが課題として取り上げられた問題である(ぷみぷみの大の仲良しツルちゃんの作った問題だ!)

まず式を書かせる。式の書き方も、縦書き(筆算)形式と横書き(?)形式をそれぞれ一人ずつあてて、前にだして書かせるのだ。書き終わると、書いた子供はみんなの方を向いて、「これでいいですか?」と聞く。先生が耳に手を当てて、みんなの「良いです!」という答えを引き出す、の繰り返し。
式が確定すると、今度は、どうやって答えを導くか、解き方、考え方を答えさせる。このときは、5人の子供を当てて、一人ずつ発表させる。
発表する前に、必ず、「発表します!」と宣言させ皆の注目を集める。このとき一人でもそっぽを向いている子供がいると、先生が目ざとく見つけて声をかける。子供が発表し終わると、先ほどの掛け合いの変形版「私の考えは合ってますか?」「いいです!」を間にはさみながら、5人の子供が発表していく。言葉では難しいから、と尺みたいな道具(10と5と1を表す紙)も使う。5人とも終わったところで、先生がまとめ。どうやら、5から6は引けないから、となりの位から10借りてくるんだね、というところでみんなに共通認識を持たせる。
そして、ついに答えを出す段階。各自自分のノートに答えを書かせる。先生が子供達の間を歩いて様子を見る。ほとんどの子が書き終わった頃、時間があれば5人くらいにしたいけど、と言いながら2人の子供を当てて、黒板に答えを書かせる。
これでいいですか?合ってます!
とおきまりの掛け合い。
締めは先生からのまとめ。もう一度繰り下がりの計算について、だめ押しで確認して答えを出して子供の頭の中に定着させる。

人の話は静かに良く聞く。聞かれたら答える。
そんな習慣を、子供達同士の言葉の掛け合い、ときどき先生からの注意喚起、で丁寧につけていく様子が見て取れた。 お芝居の世界のようだけれど、演劇的空間は、子供の心にはなじみやすいだろう。
そして、これはたぶん、公式通り、当たり前の授業なんだろうけれど、だれもが出来る事じゃないってところが辛いところだなぁ。幸い、YK先生は力のある先生だったから、ぷみぷみのクラス全体の雰囲気がとても良く(申し訳ないけど、1年生の時よりずっと良い感じ)、本当に安心できる。ゆったりと安定した昼間の生活は子供達には大事だものね。ほっとした。

しかし、YK先生、来年は転勤されることが決まってるらしいく残念なり〜

ユイマについては、またあとで。



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