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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年05月20日(金).......お弁当と滑り台な一日
今日は保育園の遠足であった。ノイノイが通っている保育園ではこの時期毎年遠足があるのだが、参加は年少クラス以上。だからことしちゅーりっぷ組(年少組)に上がったノイノイにとって初めての遠足だ。

前の晩から弁当箱を選定し(子供用の弁当箱だけでなぜか4つも5つもある我が家)、水筒もチェックして念入りに準備していたノイノイ。今朝、希望通り、3つおにぎりを入れて、ノイノイの好きなミニ串トンカツや卵焼き、ブロッコリなど詰めてやった。できあがったのを見たときの、うれしそうな、そしてまた誇らしげな顔!ここのところ毎日お母さんとジュンコが弁当を持って行くのを見、先日はぷみぷみが遠足でやはり特別仕立て(?)の弁当を見て、一昨日は小学校の開校記念日だったので自分以外の人たち全員がお弁当、という状況で、とにかく、自分のお弁当を持って行けるのがうれしくて仕方がない。
ノイノイのお弁当だよ!!と、ユイマ兄やぷみぷみ姉にふれて回っている。かわいいのぉ。

さて、近所の桜の辻公園に朝8時半に集合してバスで約1時間。10時頃に昭和記念公園に到着した。公園に入るとノイノイは早くもお弁当はいつ食べるの?どこで食べるの?と弁当のことばかり気にしている。まずオリエンテーリング遊びをしてから、お昼だよ、というとちょっと不満そう。でも、オリエンテーリングはクイズあり、大縄飛びあり、牛乳パックでブーメラン作りあり、おやこが一緒に楽しめる内容で、さすがノウハウのある保育園!4つの関門を全部突破したら、最後はおやつがもらえる仕掛け。これも上手な演出である。しばし弁当のことを忘れて遊びに没頭することができた。

小一時間オリエンテーリング遊びを楽しんだ後、やっと待ちに待ったお弁当である。敷物を敷くと、ノイノイは私がなにも言わないのに、さっさと靴を脱いで座り、さっさと自分のリュックから弁当を出すと、さっさと開ける。ほら、これがノイノイのお弁当だよ!と周りの人に見せびらかした後、黙々と食べる食べる。となりで食べていたコトノちゃんは小食な子だったので付き添いのおじいちゃんが、ノイノイを見て「よく食べますね〜」と目を丸くしている。
ただの大食い、というのではなく、食べることが好き、というか、食べるのに勢いがある、というか、食べる意欲がある、というか、すごくしっかり食べているというか、主体的に食べ物に取り組んでいる(?)、というか、とにかく何とも言いようが無いオーラが漂っているのだ。

今までの経験だと、ぷみぷみにしろユイマにしろ、遠足というだけで浮き足だってしまって、お弁当を食べるどころじゃない、という子供ばかり見てきたので、逆に、何よりも優先して(?)黙々と熱心にお弁当を食べるノイノイの姿に感動すら覚えてしまう。

すっかり食べ終わると、今度は先ほどいただいたおやつの袋に手を伸ばす。まだ食べるんだ〜と隣で食べていたリュウスケ君のお母さんもびっくりする。おやつも好きなものをいくつか食べると、さすがにおなかも満足する。

午後は1時間半ほど親子で自由に遊ぶ時間となっていた。ちゅーりっぷ組は、わんぱく広場(?)に出かけていく。そこには、たくさんの遊具があって、ものすごくたくさんの子供も(親も)いて、砂埃が立ちこめる中、大興奮大歓声で遊んでいる。
ノイノイも遊び始めた。3歳くらいの子供って、お友達と一緒に遊ぶというよりは、自分一人で自分の好きなことに集中して遊ぶ。ノイノイは赤ちゃんのときから好きだった滑り台に注目。階段や迷路のようになった道と所々に出口のように出ている様々な形の滑り台がある巨大遊具。一つ一つ滑っては確かめる。




螺旋状の滑り台では、ちょっと怖くて滑るのを躊躇していたら、ほかの幼稚園の子と思しき男の子から乱暴に押されてしまい、図らずも滑り始めてしまった!螺旋状なものだから、途中で一回転したようで、着地のときは後ろ向きになったノイノイ、もちろん大泣きして私のところに逃げてきた。


この直後に押された。証拠写真だ!


保育園ではちゃんと順番を守るし、小さい子供は特に大切に扱うことを自然とみんな学んでいるから、ノイノイはこんな仕打ちされたことがなかったんだろう。後ろ向きになってしまったことも怖かったけれど、あんなひどいことをされて、いやだったんだよね、こわかったね〜〜と慰める。家に帰る〜こんなところキライだ〜と大声で泣く声に気付いたのか、園内を巡回していた担任の先生もきてくれて一緒に慰めてくれて何とか立ち直った。ほっ。
それにしてもノイノイを押した悪ガキ、お前だ!ほら、小さい子にはやさしくしろよ、あぶないじゃないか!と声をかけるも、気付かず走り去られてしまった。ちっ。親の顔が見たいぜ。

さて、滑り台の極めつけは、長さが10メートルはあろうかという、滑り台。くるくると回る棒で台ができているので、乗っただけで棒が回り出し、下まで滑っていくのだ。長いし、滑りがいいのでちょっと怖い。3歳の子にはちょっと早いか?
でももちろんノイノイは挑戦した。
人気の滑り台らしく、長蛇の列だったけれど、おとなしく並んで順番を待つ。やっと順番が回ってきて頂上?に立つとさすがに怖い。だけど、下から私が励まして何とか滑り降りることができた。一度すべれば満足だろうと思いきや、もう一回!とまたまた列に並ぶノイノイ。二度目はもう少しスムーズにすべることができた。そして、もういいだろうと思ったら、まだ滑りたい、といって結局3回も滑ったのだった。さすが滑り台好き。

 


そろそろ時間になり、集合場所に戻ってお茶など飲んで一休みした後、またバスにのって帰ってきた。一日ものすごくよく遊んだので、家に帰るなりお気に入りのタオルを抱えて眠ってしまいました。やっぱり3歳児だね。ただでさえ休みが取りにくい(少ない)会社なのに、保護者が付き添いしなければいけない行事なので休みを取ったが、noripに言わせると、ノイノイと二人きりで過ごすなんてことはほとんど無いんだから、むしろ貴重な一日じゃないの、行ってらっしゃい、とのことだったが、まさにその通り。なんだかすごく満足した顔で寝ているノイノイを見て、こんな一日の過ごし方もあって良かったなと思ったものでした。

追記

書き忘れていました。夕食時の会話。
ノイノイに、何が一番面白かった?と聞くと、「ごろごろ回る長い滑り台が面白かった。」じゃ、一番つまらなかったのは?と聞くと、「大縄飛びがうまく飛べなかったから、大縄飛びがつまんなかった。大縄飛びなんかキライ!」
だそうです。見知らぬ男の子に押されて怖い思いをしたことは、どうやら帰宅後の爆睡ですっかり忘れたようでした(^^)V。



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