ジュンコも良く行く某書店(予備校の近く)で店員を募集していた。夕方5時〜夜の11時まで。時給800円。週3回。
私は夜が遅すぎるんじゃないか、と心配したが、本人はやりたくて仕方がない。お金がない生活、親のスネ完全にかじり状態から抜け出したい一心なのかどうかは知らないが。(本人は本屋でバイトがしたかったと言っている。本が好きなのだ。本に囲まれているだけで幸せな気分になれるそうだ。ビブリオマニアの父親の影響をもろに受けている。)
私がお父さんにも相談するようにと言っておいたら、お父さんは、やるのは構わないが、朝ちゃんと8時に学校に行くのが条件だ。一度でも遅刻したら、即刻やめるように、と申し渡したらしい。要するに、それくらいの覚悟で学業とバイトを両立させろということなんだろうな。
そして、その日のうちにジュンコは面談に行き、なぜか店長さんと意気投合したらしく、なかなか良い感触。それでも、店長さんには、前任者にいきなりやめられてとても困ったで、今回は慎重に決めたいから金曜日まで待つように、と言われたそうだ。
待つこと約3日。金曜日の夕方に連絡があり、目出度く採用となった。(バンザーイ!と喜んでいた。)
さて、ジュンコは、面談をして採用されたのは初めてなものだから(以前T百貨店では面談で落とされている)、何だかとっても機嫌がよい。ユイマにもぷみぷみにもとっても優しい。夕食準備の手伝いをする時は、ほとんどいつもユイマを怒鳴りまくっているのに、今日は全然怒らずに丁寧に仕事を教えている。なんだ、ジュンコだってユイマに上手に家事を教えられるんじゃないの、と言ったら、機嫌がいいから、とても寛容な気分なんだ、と!そのまま機嫌良く夕食を終え、休憩していると、今度は、採用されたはいいけど、でも自分はちゃんと仕事ができるんだろうか、と不安でいっぱいになったりもする。 くるくると、まぁ、めまぐるしく気分の変わること!
しかし。あんな頭(注!中身じゃないよ。外見。GIジェーン頭)の女の子を採用する書店だ。やはりちょっとヲタクな本を沢山置いているのだろうか。今度偵察してみようか。いや、それはちと過保護すぎるか・・・うーむ。悩む(笑)
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