ジュンコは一次試験合格発表のある11日まで予備校は休む、と言ってきた。家で一日じゅう絵を描いている(らしい)。
休んでもいいけれど、朝はちゃんと起きなさい、と両親から別々に同じことを言われたジュンコ。今日は朝起きた後、昼間は一回も寝なかったよ、と威張る。当たり前だ。起きてるのが普通だ!
私が帰宅する夕方からはビデオショップのツタヤなどに出かけ、ツタヤ会員カードなるものの申込などしてきやがった。(失礼!) 親の同意がいるんだって、それと口座番号も〜などと言って平気な顔で申込用紙を出す。 クレジットカードだよ、何考えてるのよ!と当然私に叱られる。相変わらずバカなことをする。ちょっと考えれば分かるだろうに。このあたり、確信犯なのか、タダのアホなのか、分からない。
私たち親の願いとしては、家にいようが浪人しようが何をしようが構わないけれど、やはり朝はちゃんと起きて午前中から活動してほしい、そして夜は早く寝て欲しい。食事もちゃんと規則正しく朝昼晩と食べて欲しい。
往々にしてクリエイティブな仕事をしている人々は昼夜逆転の生活を送っていたりする。 ジュンコもアーティスト(世の中の仕組みに今ひとつなじめ(ま)ない人々)を目指す人間の端くれだけれど、生活習慣だけは健康な一般人で居て欲しい。
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