| 蛍桜 |
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| 手をつないで歩いた道は |
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私の文章にこれっぽっちのとりえもない そんな文章で誰かを幸せにすることができたなら それは、奇跡だ だけど、そんなことはあるはずないと はなっから決めてかかるのもむなしいから 少しだけ自分の中で期待をしてみる 「文章を書くことで、誰かのなにかが、いいほうに変わりますように」 だけど、それを裏切られることが怖いから予防線を張る 「私は自己満足のために文章を書いているだけだもん」 実際私は、自分のためだけにしか文章を書いていないんだから 誰かのために、なんて思うこと自体が間違っているのだ 偽善なのだ 偽物なのだ それを理解しているからこそ、逆に強く願うのだ 何が本物かなんて、今の私には見分けられないけれど 今私がつづっている言葉たちが 私の指から奏でられたものたちだっていうことだけは本当だ あのビルの屋上で、初めてみる景色を見た時 感動も、なにもなかったけれど ただ思ったのは、ここには私はいないんだ、ということだけだった 誰かの中に私は存在しているだろうか 存在してなくてもいい、なんて強がりはいつでも言えるけど それでもちっぽな自分を発見したとき どうやって自分を大きくみせようか、って悪戦苦闘する そして、大きくみせようとした自分がとった行動が どれだけ陳腐で、どれだけ幼稚なものなのかと考えると 苦笑いしか浮かばなくなる 強がることって意外に簡単だ 誰にも頼らないようにすることっていうのも意外と簡単だ 私からしてみれば 誰かに素をさらけ出したり すべてを預けて頼るということはとても難しいんだ 理屈を並べてみれば、それは過去に囚われているのだろうけれど 今、の私が囚われているのは何か別のものであって その正体が見えない限り、それを打ち破ることは出来ないのだ 相変わらず愚かだと思う 1時間経つたびに返事は返ってこないと分かっていても どこかで、まだ寝てるのかな、とか 気づいていないのかな、とかっていう期待を抱いて 自分の中では認めたくないのに 何度も携帯をチェックする自分が鬱陶しい 頭の中でいろんなシチュエーションを考えては うまくいけばいいのにな、と思う なのに夢の中ではいつも その真逆のことが起こって項垂れる 昨日は、寝ることで逃げた 起きたらきっと何かが変わっているんだと そう自分に言い聞かせて夢に堕ちた でも夢の中の私は早く答えが知りたくて 最悪の場面に出くわしていた 何を求めればうまくいくのだろう 確かなものなんて何もないけれど それでも縋れるものがあるならそれでよかったかもしれない 中途半端に浮かび上がっていて 足さえ地面についていなくて でもそれでも 誰かが私を見守ってくれると言ってくれたなら それで満足できたかもしれない いつも何か言葉を求めていた でも言葉で埋められると 今度は行動を求めた ずっと私は欲張りだった 確か、完璧な、ものがほしかった だから完璧主義者だと言われるのかな おびえることばかりしていた うずくまって何も見えないふりをしていた そのほうが何かと都合がよかった いつでも逃げた 過去のせい、親のせい、友達のせい、すべてそうして逃げた 最終的に突き詰めれば自分のせい じゃあ自分さえも悪者にしてしまいましょう 自分を否定することで、強くなれた気がした 昔から頑張ってね、っていう言葉は好きじゃなかった だけどそれ以外になんていえばいいのかいまだに分りかねている 昔から自分の位置を見失っていた それは、どこにも立っていたくない理由を見つけては すぐに宙に浮いてしまうからだと知った 自分で自分の首を絞めていたことは知っていた それが本望だと知っていた だけど、どこかで誰かが助けてくれることを求めていた そんな幻想をいつまでも見ていた 自分ではどうにもならないと決め付けた 限界まで頑張りもせず、限界を知りもせず もうだめだ、と嘆くことだけは一人前だった 私は頑張ったんだよ、と言い張ることだけは出来た 頑張ったんだから、誰か、認めてよ、って でもどこかで自分が甘えていることを知っていた みたくはなかったけど、知っていた 知っていたところで、認めたところで 私は頑張り方を忘れてしまった どうやったら本気を出せるのかも忘れてしまった どうやったら どうやったら本気で人を愛せるの? 中途半端な覚悟なんていらない 全部捨てられるほどの覚悟なんてどうでもいい 私を殺せるほどの覚悟を持って 私を殺して 一瞬のうちに、救ってみせて この世の中には本当の意味での悪者なんて、いないと思っていた 人間は、裏の裏の裏の裏まで見たら きっとどこかに理由があって どんなに他人を傷つけても どうしようもない理由があって 誰もが悪者なんかじゃないんだって信じていた でも、裏の裏の裏の裏まで見たって 何も読み取れない人たちはたくさんいたし 理解しようとしても、理解できない人はたくさんいた 見せてくれない人だっていた 昔から、チャットの荒らしとはよく仲良くなれた ちゃんと相手の気持ちを考えて話しかけたら 荒らしをやめて、ありがとう、と言ってくれた 私は自分にはその才能があるんだと思っていた 誰かを救う才能が だけど、それはただのうぬぼれで自己満足だった ただ楽しくて、荒らしをする人にとって 私みたいに馬鹿正直に向き合おうとしているやつは 笑いのネタだった 分かりました、ありがとう、ってふりをしておいて それはとてもおもしろいネタになる あいつ、ばかなんだぜ 世の中、きれいごとでやっていけるとおもってやがる だから更生されたふりしてやったんだぜ 聞こえてくるような気がする きれいごとだけな世の中なんて私もいやだ だけどきれいに纏めたいと思っていた自分がそこにはいた 誰も傷つかずに済むことがきれいごとだというなら そういう願いをもつことさえ許されないの? 矢沢さんの漫画を読んで学んだこと 誰も悪くなんてない、っていうこと だけど、それだけじゃやっていけなかった しょうがない、で終わらせるしかないのね しょうがない、って言葉はとても便利だ この世の中のすべてを肯定しているようにみえて すべてを否定しているんだね しょうがない、しょうがない しょうがないんだから、しょうがないんだよ 楽しい?笑えてる? 苦しい、苦しい、と嘆きながらも毎日生きることができている? 何か一つでも楽しみがある? 孤独に溺れていたとしても、私のことを覚えていてくれる? つらい時、私を思い出してくれる? それとも、私を思い出して、つらくなる? 私って何? 私は、毎日笑えているよ 相変わらず人との付き合いは億劫だし 初めは楽しくてもそのうち義務的に感じて嫌になるし なんかもう、どうでもいいや、ってなるときもあるけど ひとつ深呼吸して考え直すと やっぱり私は何もかも恵まれているんだきっとって 思い直すことができるんだよ それがただの気休めだったとしても 心のどこかで自分を責めていたとしても 私はそれでも、毎日笑うことを忘れていない 笑うことができているのは あなたのおかげ、だから 泣いてしまったときは、泣けたことに感謝しよう その時感じた気持ちを大切にしよう 私はほかの人よりも 何倍も、感情を噛み締めることができる そう、思っていよう 私が考えていることは、無駄じゃないって信じよう いや、無理だけど 信じてみよう、としてみよう それが大切、だと言い聞かせて 私は誰かのために笑えないけど 自分のためなら、笑えるから 強くなりたい、なんてしばらく思っていないのは 強くなることに、意味を見いだせないからであって 自分が弱いことを、開き直っているわけではないけれど 寂しくなって誰かにメールしてしまって 返事が返ってこなくても、そういう縁だったんだと思おう もし、返事が返ってきたら、まだ続けられるその縁を喜ぼう みんな知ってのとおり私は扱いにくいやつだけど みんなからどう見られているのかは知らないけど みんなの中の私は、息をしていますか? |
| 2007年05月02日(水) |
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