| 蛍桜 |
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| ケセラセラ |
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言葉が、うまく音にならない 誰にも届くことがないまま、燻っておしまいになる 最近、言葉を音にしてしまったときに 後悔してしまうことがある 決して綺麗な音でもないし、奏でられているわけでもなくて ただ鈍い音で、存在を知ってほしいと言わんばかりの醜い音 自分で自分を知るためには、必要な音でも この世の中には決して、必要な音なんかじゃない 誰かに届けたいわけじゃない ただ、誰でもいいから、気付いてほしいだけだった メッセの過去ログとかを読み返しててさ ある程度までなら読めたんだけど 途中から読めなくなって、やめた まだ認めたくない これが現実だなんて認めたくない でも分かってるんだよな こうしてしまったのは私だし 誰が悪いわけじゃなくて あの時は永遠に続けばいいなって思ったことも終わらせてしまう 誰かと付き合った時も 別れようなんて絶対言わないでおこうと思って 自分が限界くるまで、我慢していこうって思っていたのに いつのまにか別れを切り出していたのは私で 後から考えたらなんで別れたんだろうって思う でも、あの時は辛かったんだろうな それが言い訳にしかならないことは分かっているのに 人を傷つけることが怖かった 私に近づくと不幸になるよって 傷つくよって ずっと言い続けてきて それはどうしようもできなかった 私バカだから 誰かのことだけを考えて生きていけない 傷つけるって分かっていても 離したくないとダダをこねる でも分かってる 見えてる 手に取るように分かる 人が傷ついている瞬間 でも、その分、私だって辛いんだって言って逃げてきたけど いい加減、そういうのも終わりにしたいの 傷つけるのが怖かった 私と一緒に居ても幸せになれるはずないし 私が本当に心を開けるには 時間が多く必要で その間ずっと待っていて、なんて言えない 待っていてくれる保証もないから、心を開く準備さえしないし 途中で不安になる このまま本当に心を開いていいの? 私の全部を見せてしまっていいの? どうせ、みんな居なくなってしまうのに どうせ、私が離れていってしまうのに 傷ついている姿を見ていたくなんてなかった 傷ついてもいいから傍に居たいなんて言ってほしくなかった 誰かが傷つくたび 私の心も痛んだ 私も心に傷を刻んだ 二度と忘れないでおこうと でも、私の心の中で 誰かの存在が大きくなるにつれて 失った時が恐ろしかった 考えるだけで泣けた そうなる前に、離れよう どうせ、このまま一緒に居ても傷つけてしまうだけなんだ そうやって思うようになっていた 私がそこに留まる理由なんてなかった でも離れる理由はたくさんあった ねぇそれだけのことだよ 結局はね、自分の中に大きな穴があいてしまうことを恐れた そこまでの人間だったってことだよ 信じなきゃ何も始まらないって言うけど まさにその通りかもしれない 信じることが出来ないから何も始まってない 自分のことも、相手のことも、もっと信じてあげれたらよかったのに もう一度チャンスをもらえたなら 自分なりの全力で頑張りたい 同じ結果になるかな なったとしてもいいんだ またこうやって後悔するかもしれないけどいいんだ 行動できないかもしれないけどいいんだ 多分 その時の幸せだけで 笑っていけるようになるから 今まで私を好きになってくれた人たちは 私の事を好きになってよかったのかなぁ 幸せだって思ってくれてるのかなぁ あんな時間無駄だったって あんなことしなければよかったって 後悔してなかったらいいなぁ せめて 好きになったその気持ちを ずっと忘れずに持っていてほしいな 私も、そうなれたらいいな 好きになってよかった、って思ってもらえるほどの女に なれたらいいな 気持ちはいつだって届いてたんだよ でも、見ないふりしてただけ 怖かっただけだよ ごめんね 形あるものじゃないとまたすぐに崩れそうで怖かった 臆病者でごめんね ただ弱いだけなんだろうな いろいろあったんだからしょうがないよ、と人は言う でも本当にそうだろうか そんな過去に守られてばっかじゃいけないよね 「甘えたい時に母親がいなくなって 唯一いてくれた父親さえいなくなって 愛に臆病になってるんだよ、おまえは」 そういわれた時 そうなのかもしれないって思った でもね それよりもなによりも そうやって思ってくれているっていうことが嬉しかった 自分の性格の悪さや、素直になれないところ うまく甘えられないところ 全部 そういう言葉で片付けていいんだって思えた 何よりも そういう傷物のような目で見られることが嬉しかった だって ほかの人と違うんだよ だから 守ってもらえるんだよ 過去なんてなかったら 誰も同情なんてしてくれなかった 誰も好きになんてなってくれなかったかもしれない 「かわいそう 傍にいてあげなきゃ」って 思ってくれる人がいなかったかもしれない だから過去には感謝 飾りなんていくらでもつけて語れる 不幸なふりなんていくらでもできる でも私は結局 自分の過去を自分を守るための言い訳にしてる 人に、よく頑張ったね、って言ってもらうための 頭を優しく撫ぜてもらうための、言い訳にしている 今日の朝、姉が事故をおこしたらしい 私がそれを聞いたのは、仕事から帰ってきてからだった 「朝は寝てたから言わなかったけど」 私はいつになったら家族の一員になれるんだろう 心配する気持ちもあったけど、素直に心配してるとは言えなかった 少し、悲しかった 車もダメになって、ケガもして、しゃべれない状態にさえなっていたのに 私はそれを知らず ずっと寝かされたままだったわけだ 本当なら会社休んででもお見舞いにいきたかった 今でも本当なら、明日会社を休んでお見舞いにいきたいのに ふと高校の時のことを思い出した クラスで問題があって、クラスメイトが退学するかどうかの時 学校にはあまり行ってなかったから状況がつかめず ただ久しぶりに行ったクラスで回されていた署名 「○○をやめさせないで!」 クラス全員に回された でも 私には話しさえ回ってこなかった 普段教室にいなかったから当たり前かもしれないけど、ね 先生も小言のように相談室にいる私に言った 「クラスメイトが減るかもしれないね」 「なんで?」そう尋ねた 「クラスの問題だよ」なんて冷たい、答え 私も、そのクラスの一人じゃないの? 私も、クラスメイトじゃないのかなぁ 初めの数ヶ月はちゃんと教室にも居たはずなのに 私はもう、あのクラスの住人ではなかったのか なんとなく、絶望 あのクラスが居心地よかったわけじゃないけど やっぱり、認めてもらえてない存在かぁって その後、友達に、何があったのか教えてもらう約束をした でも、約束だけだった 何も知らないまま、クラスメイトは一人減った そのことは別に悲しくなかったから やっぱり私には関係のない話だったのかな なんとなく、そういうことがあったな、と思い出した その時の担任は、私に自殺の話をしてくれた 私が睡眠薬で死ねるのが理想だったのに、 今はもう一瓶じゃ死ねないのが残念と言えば 睡眠薬で死ぬと、穴という穴を調べられるからやめとけと言ってくれた 今思えば変わった先生だったな 親に、殴られて、顔にアザが出来た時 どうしたの、って聞かれたから殴られました、と正直に答えたら わざわざ放課後の時間をとって話を聞いてくれたな 一番信じていた親に裏切られたこと 親しか頼りがいなかったのに崩れたこと 家出したい、ということ 死にたい、ということ 私が死ななかったのは、その先生のおかげだと今でも思うよ これもまた、思い出話だけどね 久しぶりに、思い出したなぁ 毎日のように流れる自殺のニュース なんとなく、そのたびにかすかにあの先生を思い浮かべる あれが、恩師っていう人なのだろうか その反面、今死ねばそれもまたニュースになるかなとか 考えてしまってる自分が怖い まぁニュースになるのは思春期の子たちだけだろうがね そうやって冷静に分析する自分も恐ろしい もう死にたいなんて思う歳じゃないしな もったいないなぁ あれだけの数の勇気が 自殺という方向に使われるのが もったいない そう思えるようになった自分が、変われた証拠かもしれないね 宇宙は広い 太陽はなぜかいつでも燃えている 月は文句も言わずその光を与えられて生きている 地球はそんな光景を見ながら 一人で生きて行けると勘違いしている 太陽は誰も近寄らない 近寄るもの全てを燃えつくす それでもきっと誰かに傍にいてほしいはずなんだ そのために 強い光を発しているはずなのに、ね 太陽は孤独 そんな太陽を見て 月はどう思っているのだろうね 月は愚か 事故をした姉を想うと 事故死した父を思い出す 一度でいいから 意地やプライドを捨てて お見舞いに行きたいな 会社がある限り無理だけどね 誰かが居なくなるのを想像するのは怖すぎる 他人なら、突き放してしまえばいいのに 身内だと、受け止めなきゃいけない それさえも出来ないから 他人なんて到底受け止めることは出来ないだろうな |
| 2006年10月30日(月) |
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