| 蛍桜 |
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| もどかしいだけ |
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まるで作り物のように浮かび上げられた雲 偽者のように透き通った蒼 何もなかったかのように照りつける太陽 もう、そこは 私の知っている世界じゃなかった 熱く焼けたアスファルト 誰も飲まない冷蔵庫の奥にしまわれた缶 別世界のように空気が違う車の中 もう昔のことのように散りばめられた教科書 いつ見ていたかさえ分からない文章 いつも楽しみに見ているブログ その世界観が好きだった いつもチェックしている日記 たまに更新されているのがうれしかった 今はもう別世界 だからこそ見ると苦しくて あんなにウキウキしていた気持ちが逆に それを与えられない恐怖で縮こまっていく 戻りたい でも 戻る必要はない 誰ももう待ってはいない そこには何も残ってはいない 戻ってどうなる? そのままどうする? 何も変えられないのに ただただ私は昔を懐かしむことしか出来ない 誰1人としてついてきてはくれないのに 私は自分の存在意義をどこで確かめていたんだっけ 頭のどこかで思っていたんだろうね うぬぼれてたんだろうね きっと誰か1人くらいは 私がいなくなったら悲しいだろう、って うぬぼれほどむなしいものはないのね 悲しい 悲しい 心が締め付けられてて 何してたんだっけ 何してるんだっけ これで、何が変わるんだっけ 自分の気持ちの整理がつく? 誰かの中から自分を消すことで満足? もともと誰の中にもいなかったさ 消すなんてことしなくてもよかったさ さぁ、今からが本番だ、って思っても することがなかったさ これがどんだけむなしかったか分かる? ねぇ、昔からどうしてこんなに不器用なんだろう ついてきてほしければついてきてといえばいいのに 1人が嫌なら一緒にいてといえばいいのに 裏切られた気分になったら歩み寄ればいいのに どうして何も出来ないまま いつも誰にも相談しないまま 引退です、なんてことになっちゃうのかなぁ 誰か1人でもいいから全てを話せる人がいればいいのに なんだかなぁ誰も信じられなくなってて いつ裏切られるか いつ裏切るか もう気が気でなくて 所詮さぁみんな人間なんだからさぁ 一番大切な人が私になる確率なんて0に近いのにさぁ 心のどこかでさぁ 出会ったみんなが私のことを好きになってくれるなんて思ってさぁ それはもう願いに近くてさぁ 傷つきたくないし 傷つけたくないし とにかく、なんでもいいから、私を大切にしてほしくて 時間が過ぎるのが怖いんだよ 全部忘れてしまいそうで 全部忘れられそうで あんなに踏ん張ってあんなに頑張ったのに 何も残らなかったなんて悔しすぎて あの時間の意味が分からなくて 怖いんだよ 永遠なんてないの分かってるけど 今までずっと分かってきたけど それでも毎回毎回同じカベにぶち当たりながら 乗り越えない私が居てさ 迂回するしかないのにずっとそこで立ち止まって こわいなぁ こわいなぁ かなしいなぁ かなしいなぁ ってつぶやいてんの 誰も助けてくれないの分かってるのに もしかしたら、なんて思って 私はもう他力本願で出来ているみたい もしさぁ違うところに行くって言ったら 誰かついてきてくれるかな? こんなに自己中な私じゃ無理なの分かってるけど 誰のことも考えてあげれないけど そんな私でもいいって誰かいってくれないかな ああ、また願いだ 叶えられない願いが多すぎるね 高望みしすぎだね 知らない風が吹く 私をすり抜けていく ふと懐かしい香りがする 振り返っても誰もいない 鈴の音も聞こえなければ 猫の鳴き声も聞こえない しゃぼん玉も飛んでいなければ 龍は夢のまた夢 一番近くにいる影さえ もう手が届かないところへ行こうとしている つかむことは出来ないからもどかしいだけ もどかしいだけ そういえば、もどかしいって言葉は 彼女が私に教えてくれた言葉だった |
| 2006年07月27日(木) |
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