蛍桜

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GOD

何を、どこを、見ているのでしょうか
間に介したものを
ただ邪魔にしか思えないようになってしまったら
いったいどうしたらいいのでしょうか

その先にあるものを
私はいつ、本当の意味で求めることができるのでしょうか

赤く赤くなった肌を見つめて
自分は不幸なのだと、ただ嘆くだけなのでしょうか

それで、本当にいいのでしょうか



いくら問いかけても、本当の答えはない
そんなこと、いつからか理解してたのに



いつになったら届くんだろう
いつになったら、この介しているものがなくなるんだろう?
いつになったら気づいてくれるのだろう






当たり前のことがなくなったとき
その場であきらめてしまうことが一番簡単なのに
どうしても、ずるずる引っ張って
どうしようもなくなって

いつか、本当にあきらめることができたときに
得たものがあったとすれば

それは本当に大切なものを
本当に失ったということを知ったということだけ

ソクラテスが偉いなんて言うつもりはないけれど
無知の知が必要なように
すべてを知る必要があるんだ

プラスのほうだけじゃなくて、マイナスのほうも




摘まれた実は、どこにいくのでせう
何になるのでせう

そのまま食べられるのか
ジャムにされるのか
ジュースにされるのか

農薬にまみれたその実はどうなるのでせう

行く宛てもなくさまようことはないのでせうか?



行く宛てが決まっているからといって
幸せだとも限らないのでしょう

そこに与えられたのは
夢でも希望でもなくてただの絶望なのでしょう


答えを知ったからといって
私は幸せになれるとは限らないのでしょう

追い詰められて最後に選んだこの道が
もし、正しくなかったとしても
この道を選ぶしかなかったと、言い訳できるのでしょう

逃げ出すことは可能なのでしょうか
でも
私は逃げ出すことを望んでいるのでしょうか


ここでよかったと
いくら思ってもいくら自分に言い聞かせても
それがずっとずっと続くことなんてない

私はいつもすべてが終わることを知っているから


自分が自分のことを一番知っているというのは嘘だね
私は、みんなが作り上げた私の器に
私自身が作り上げてきた私の中身を詰め込んで
それで成り立っているんだ

自分のことを一番知っているというのは嘘だね

私は自分の終わりを知らない
いつ終わるのかを知らない

神様を信じるならば
そう、神を信じるならば

神のみぞ知ることであろうに



2004.7.31  5:51



2004年07月20日(火)

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