| 蛍桜 |
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| 思ったより大人な君と |
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言いたいことさえ 言わせてもらえなくなって ぶつけたいことさえ ぶつけることが出来なくなって この心は どこにやればいいのか分からなくなった 私はしばらく言葉を綴るのをやめていた やめていた、というより やめたほうがよかった 今も やめたほうがいいんだろうなと思うけれど 結局 物事はそう簡単に変わっていくもんじゃないし 変えてしまっても それでいいとは言い切れない 私が言葉を綴るのをやめても そこについてくるものは何もない 私が再び言葉を綴り始めても そこにしがみ付いているだけで何も変わらない 何かを変えたいって嘆いているわけじゃない あきらめるのは幾分得意だから 「今すぐ飛んで行けばいい 遠くに旅立てばいいの あなたが星に着くころ わたしは独り泣くから」 闇として、例えるのは嫌だった 闇が悪いなんて言ってるわけじゃないけれど 闇として例えてしまえば それは、とても広く深く大きく そこに入ったら二度と出れない気がしたから 怖かった どこかで足跡をつけながら歩いている自分に気づいた その足跡をどこまで続いているのか確かめようとしたけれど そうしようとすればするほど 足跡は空気に溶けていった 薄くなった足跡を 見ているだけで悲しくなって いつか ここにいる自分さえ消えてしまうんじゃないかって思って 必死で前を見て歩いた あの足跡が見えないところまで歩いた すべて くっきりとした足跡だけになるように あの地平線の向こうまでもに 自分が存在している理由を植えつけるように いつか一周してきたとき 自分の足跡から花が咲いているのを見たいと そしたらそこが終点だ 私は笑って消えることが出来るから それまで足跡を残し続ける 2004.7.30 11:41 |
| 2004年07月19日(月) |
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