| 蛍桜 |
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| まとまってないけれど |
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朝から感じたことを並べていこうと思う 朝、学校へ行くために身体を動かしたのは 8時を過ぎてからだった それまでに来ていた二通のメールをしまいながら 眠いような、それでももう睡眠は必要ないような気分で 頭はさっぱりくっきりしていた 何も考えずに制服に着替え、学校へ登校する この時点で一つの過ちに気づく けれども直さなかった 学校についてから校舎に入る手前で 2年の時の担任を見つけた あの、モデル並みの後姿ですぐ分かった 学校新聞の原稿を頼まれていて渡さなければいけなかったけれど 呼び止めることは出来なかった その気力はなかった 呼ぶか呼ばないか、声をあげるかあげないかを何度か繰り返し とうとうもう、呼べない距離にまで行ってしまったところで 諦めて校舎へ入り、階段を昇った クラスは3階 校内で一番北に位置している校舎で海が見える 風がよく入り、夏には絶好の場所と言われている けれど雨の日には蚊が迷い込んできて、足がひどいことになる そんな教室に、足を踏み入れて自分の机を見て 私は何か声を上げた かわいらしい、キャッとか そんなんじゃなくて、項垂れたような声をあげた もう自分の机なんてみたくなくて現実なんてみたくなくて 友達と一言二言交わし、「もうええわ」と小声で呟いた その場で泣いてしまえばよかったと思う けれども逃げることしか思い浮かばないばかな頭だった そのまま何事もなかったように、教室を出て 昇ってきた階段とは逆の階段へと向かった その途中には、私の嫌いな子のクラスがあったけれど 私の姿を見つけるなり、何かブツブツ呟くのだけれど 気にせずに、階段を降りて、同じ校舎の一階にある保健室へと 保健室の前にはちょうど部屋をあけたばっかりの先生が居て 「せんせぇいぃぃぃ〜〜〜」 って泣きついて、ベッドで寝させてもらった 先生は、ここに来るのは久しぶりだね、と笑っていた ほんと、久しぶりだった ベッドの中でしばらく泣きながら、そのうち本気で寝ていて チャイムで目が覚めたときにはあと一時間くらい寝ていたかった 教室に帰って、選択授業の移動教室 何故かうちの学校の80周年のテレビ取材が来ていて 私なんかを撮るなよ、とカメラマンをにらんでいた(バカ 三時間目、嫌いな授業のうちの一つの会計で いつもはマジメにやっているのだけれど 今日は隣の席の友達が、秘密を打ち明けてくれた それが嬉しくて、いろいろ話を聞いていたら 教師にケンカを売られた(と感じた 「知りません」と冷めた声で答えて無視していたら 教師は諦めていなかったらしく、本気でどうでもよくなった 自分がいつ暴言を吐くか分からない状態だった いつもは優等生ぶっている分、こういうことをされると 結構短気で、結構自分を強くみせるようにしてしまう 四時間目、法規で代理人の話を聞いていた 代理人に任せた法律行為は、すべて本人に帰還するというもので それは代理人に人を殺させてもアリなのかと考えていた ばからしいこと そんなのアリなはずないけれど もしアリだったら 一人の人が大勢の人を殺しても その人が代理人ならば、捕まることがないんだな、とか 代理人を使って人殺しを出来るなら 勇気のない私はその人に人殺しをしてもらって 自分は刑務所に入っていたい、とかバカな頭で考えていた 昼休み、2年の時の担任に新聞の原稿を渡そうと本館職員室へ そこには、情処検定の担当の先生が居てお金を請求された その前に、このフロッピーを届けたいと言って テスト期間で職員室には入れないので 2年の時の担任はいますか、と聞いたら、南館職員室だと言われた 一度教室へ帰り、お金を手にしてもう一度本館職員室へいった さきほどの先生にお金を渡すと 南館より先にこっちに来てくれたんやね、ありがとうと言っていた 何故、ここでありがとうなのか理解出来なかった 今も出来ない ありがとう、という言葉が似合う先生でもないくせに その後、南館職員室へと行き、中を覗く 誰もいなく、入ることも出来なく、諦めようとしたところ 2年の時の担任が顔を出して「何?」と聞いてきた 「フロッピーもって来ました」と答えると 彼女は、声で私だと気づいて近寄ってきた メガネをかけていないから、顔が見えなかったと言っていた 私の声は、すぐに分かるような声なのだろうか 私は自分の声が嫌いなのに、、、 元気にしてる?と声をかけてくれた なんて答えたか覚えていない とりあえずフロッピーを渡し、「よくないですから」と 二度付け加えてその場を去り教室で昼休みが終わるのを待った 五時間目、死の話をしていた 国語の授業だった 今まで、死体を見たことがある人はいるか、と先生は挙手を求めた 何人かが手を挙げている中で私も少しだけ手を挙げるふりをした 今日、一番考えたのはこの時間 私は今まで、記憶の中では、死体(人間の)を3人見てきた 一人は父親、一人は父親の親友、一人は父方の従姉妹? 父の死体は、うまく見れていない というよりは記憶がない 幼かったから、あまり見せてくれなかったのかもしれない けれど、近くまで寄ってみた記憶もある 曖昧である 父の棺桶(?)には、人形を一体入れた あとは、ほんと、いろいろ入れていたと思うけれど覚えていない 父の顔は、とても白かった もともとが色白だったから余計に 確か、その白色に負けないくらいの百合が入れられていた 私は、その父の白色を受け継いでいるのだと改めて感じた そして、嬉しいと思うよりも、何故か、ゾッとした あの血が流れているのかと 家族を不幸にする血が流れているのかと 父親を嫌っているわけではないけれど、少し怖かった 父がもし、舞い降りてきたら、私になんて言うだろう 記憶には優しい父親ばかりしかないと思っていたけれど どこかで、暴力をふるう父親、警察に捕まる父親 何ヶ月か姿を消していた父親(刑務所に入っていたらしい) そういう、嫌な裏の部分も最近になって組み合わさってきて 父親=優しい というだけではなくなってしまった 父親の、骨を、箸で渡すとき、誰かが、これは小指よと言っていた それがどんな形をしていて、どんなものだったか覚えていない 粉っぽい中にたくさんの骨があって その中には頭蓋骨と思えるようなものもあって でも、それは一緒に入れた人形の欠片で 今思えば生々しい だけど当時の私にとっては、楽しかった 勉強してた 場違いに 父が死んだのは夏場で、その火葬場でカキ氷が食べたいと言っていた 父の親友が死んだときは、電話で知らせが来ていた 母が何も言わずに私をつれていこうとするから 私はなんで、と何度も尋ねた そしたら、父の親友が死んだという 理由を尋ねると、ぜんそくだか、なんだかそういうもの 父の親友は、父と同じでヤクザをやっていたから そういう系で死んだのかと思ったけれど、少し見当違いだった 彼の家には、父が生きていた頃によく行っていたけれど 何年ぶりかに訪ねた家は、まったく知らない家に感じた みんなに、大きくなったねぇと言われるけれど、記憶にない 父の葬式の時に、号泣していた彼の妻も号泣していた姿は 一応覚えてはいるのだけど、見ても分からなかった 父方の従姉妹が死んだときは、ほとんど寿命みたいなもので 今まで会ったこともない(小さい頃にあったのかもしれないが) おばあちゃんだった 優しい顔をしていた 本当に幸せに死んでいったような顔をしていた そこに花を一本、添えて みんなが一本ずつ添えて 運ばれていったそのおばあちゃんを見て不思議な気分だった まったく知らない人に花を添えて 私は何をしているの おばあちゃんは喜んでくれているの 私が誰か知っているの 覚えてくれているの そうした中で、てきぱきと仕事をしている葬儀屋の人たちが とても、私に似ているように思えた 立場的に似ていると思った 母は、少し肩身が狭いようだった 母は、父方のほうにはいい印象をもたれていないから 手伝おうとしても、断られていた そういう母が、とてもかわいそうに思えた こんなところ、来なければよかったのに 正直そう思った 六時間目、数学は テストを欠点とりそうなことに気づいた まあ、その程度の一日だった 付け加えれば、国語の時間に、奇形児の話をしていた 死体の話を続けていて、一目小僧は実際に居たとかそういう話 その中で、奇形児は今も減っていなく それをどうすることも出来なく、頭の中では ベトナム戦争で生まれた、双子のことが頭を過ぎっていた 頭は二つ、身体は一つ だったと思う この場合は、理由がはっきりしているのだけれど 普通の奇形児が生まれてくる確率ははっきりしていない 私は、自分の子供がそうなったらいやだな、と考えていた 責任を持てない 育てきれない かわいそう過ぎて見ていられない 私のお腹の中でそのように育ててしまったことを悔やむだろう 障害者を産んでしまったときもそうである 私はもともと、障害者などの扱いに慣れていない そう言ったら、とても失礼だけれど、もし自分の子供が 障害者に生まれてきてしまったら、見捨ててしまいそうで怖い 子供のために、努力しようとかそういうことを考えるよりも そういう子供を産んでしまった自分が怖い そして憎い 私は、奇形児にしても障害者にしても、普通の子供にしても 産んでしまったあとの責任を取れない そう、改めて思った 偏見とか、そういうのに、私はきれいにはまってしまった 障害者を嫌う、という典型的な部類に入るようになってしまった 本当は、自分だけは、分かってあげたいとか言いたいのに 私には、出来ない どうしても、出来ないのだ 私の力を与えることは出来ない 私はそんなに力なんてない 無力だ 何も出来ないのだ どうしようも出来ないのだ 自分の子供を産むのが、怖い それだけが、理由ではないのだけれど 久しぶりに行った学校 そんなに嫌なものではないと思った もともと嫌いなのは学校なのではない 私が学校を休んでいるのには理由はない 「わからない」何かに引っ張られているだけ 社会の規範の中にはまるのがいやなだけ 2004.6.29 20:03 |
| 2004年06月27日(日) |
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