蛍桜

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いかれたラブソング


強く、強く強く愛されても

それが途切れる瞬間が怖い



++


もっともっと器を大きくしていかなきゃいけないのに
どうして、いつもこうなんだろう
自分だけが背負い込めばいいこと
自分だけの我侭を他人に押し付けるべきではないのに

もっともっと強くならなければいけないと
自分に言い聞かせながら大きく歌って
それでも悲しいくらいに泣きたくなった
死にたいなんて思うよりも先に悲しくて死にそうだった
これは、ただ演じているだけなのかもしれない
「弱い自分」を演じているだけなのかもしれないけど
自分に同情する暇もないくらい、溺れてた

傍にいてほしいときに限っていない
きっと居たとしても、私は突き放すのだけれど
初めからいないのと、突き放すのとではわけが違うわ
でも誰も傍にいてほしくないのも事実
ねぇ私はいったい何を求めているんだろう
孤独がほしかった けれど、愛もほしかった
でも私は愛を与えることは出来なかった 誰にも
たった一人、いや、一匹
心の理解者 悲しくて死にそうになったらすり寄ってきてくれる


私は誰のために生きているんだろう

いまさら、生きていることに疑問を感じているわけじゃない
死にたいなんて、本気で思えるはずない
だったら今私は何を悩んでいるの?
何に不満を抱いているの?
何一つ満足出来ない 子供みたいに投げ捨てるの
「何かたんない」

このまま、すべてが終わるのが怖くて仕方がない
けれど、変える術を私は持っていないの
そのもどかしさ、けれど目をそむける自分
何も変わるはずなんてない 根本的に私はここにいるから

思いっきり、壁を殴って手を粉々にしてしまいたい
もう何も考えないでいいように消えてしまいたい


『海底に眼のなき魚の棲むといふ眼のなき魚の恋しかりけり

               若山牧水』

この歌は好きじゃなかった
ついさっきまでは、思い出しもしなかったけれども
今急に、心の中に浮かんだ あぁ、現実の逃避の歌があったなって

『馬を洗はば馬のたましひ冴ゆるまで人恋はば人あやむるこころ

               塚本邦雄』

とりあえずは学校のテストのために覚えた歌たちが
頭をかき回して去って行くのだけれど
人を殺すのは同感だと 何故か思った自分


何がいいたいのかわかんなくなったや




何も変わらないであろう人々と
何も変えないであろう自分と
いつまで付き合わなければいけないのか


姿がなくなれば追うことも出来ない
追うことが出来なければ追われることもない
それでいいと思った
お望みであらば、私は前を見て歩く
いちいち振り返ることもせずに、あなたを探すこともせずに
お望みであらば、私はあなたを捨てて行く
どれだけの孤独を私は求めているのかはわからない
どれだけの孤独から自分を守れるのかもわからない
でも

お望みであらば...










+++


去りゆくあなたに
捧げる言葉はひとつもないわ


さよならさえも言えない私を許して




そして私に
さよならをして
















LOVEなんてコトバ
使うべきではなかった

今の私に使いこなせるものではなかった





2004.3.4 20:16

2004年02月27日(金)

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