風のひとり言
kaze



 街の変化

先日、およそ15年ぶりくらい?に女房と二人で新宿を歩いた。
女房と出会ったのは学生時代。
約20年前であるが、当時のデートはもっぱら新宿がメインであった。

今の新宿の街は、当時とは様相もかわり、馴染みであったいくつかの店も姿を消していた。
飽きもせずに何時間も話し込んでいた喫茶店。
女房を友達に紹介した飲み屋。
そして、無理やり自棄酒に付き合わせたパブ。
それらの店のことごとくが、当時の看板を無くし、別に店へと変わっていった。
歩を進めるごとに、懐かしさと同時に寂しさも募る。

そういえば会社のある渋谷も、20年前と比較してしまえば驚く程の変貌ぶりである。
当時そこに何があったのか・・・ひとつひとつを思い出そうとしても、
なかなか思い出せないくらい、あるいは覚えきれないくらいに変化を続けている。
昨日書いた中学校の件もそうであるように、形あるものはいつまでもその原型をとどめない。

街は時とともに変化する。
そんな当たり前のことを、頭では理解していても
時の変化によっても変わらない、普遍的なものを探し、期待してしまう。
が・・・なかなかそんなものは見つからないのも現実である。
時は無常である。その無常の流れの中に、数々の思い出も埋没されてしまっている。

ふと思った。
ただ一つ・・・当時と変わらないものがあった。
それは、この街を肩を並べて歩いた相手。
お互いに街の変化に戸惑い、驚きながらも、
行き過ぎた時の長さを、改めて感じた瞬間でもあった。
たまにはいいもんだ(笑)


2002年06月20日(木)
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