風のひとり言
kaze



 人の死

悲しみは突然にやってくる。
人の死は、こちらに構える余裕を与えてくれない。

娘のれいは、小さい頃から感受性の強い子であった。
マンガのビデオを見ても、主人公たちの別れのシーンになるといつも涙ぐむような
そんな子であった。(父親似か?)
少しでも知っている人の「死」に直面すると、残された人の悲しみを
そのまま受け継ぐかのように、自分のことのように悲しみにくれる。
そんな彼女を襲った悲劇・・・

たぁくんが通っている幼稚園の園主先生が、昨日突然に亡くなった。
原因は、幼稚園バスの運転中に心不全の発作に見舞われたらしい・・・
幸いにも園児は乗っていなく、事故の大きさも大したものではなかったようだが・・・
れいもゆうも通った幼稚園の先生であり、園の創設者であった先生の死に直面し、
れいは泣いたという。
現在修学旅行に行っているゆうもまた、聞けば驚き悲しむだろう。
もしかしたら、修学旅行生の中には同じ園の卒園者が幾人もいるので、
連絡もいっているかもしれない。

3歳のたぁくんは、おそらく人の死の意味もまだわからないだろう。
通夜・葬儀と出席したところで、何が起こっているのか理解できないに違いない。
ただただ異様な雰囲気のもと、大勢の人間が悲嘆に暮れているのを見るだけである。
そういえば自分もまた3歳の時に祖父の葬儀に立会い、
集まった人間の多さに戸惑いながらも何故かひとりはしゃいでいたらしい・・・
当の本人は、そんな記憶、微塵もないのだが・・・

人の死はいつも辛く悲しいもの。
その姿、形はなくなってしまっても、
その人がここに生きていたことだけは忘れないで欲しい。
そして子供たちがこの悲しみを心に溜める事で、生と死をきちんと考えて欲しい。

園主先生のご冥福を心からお祈りいたします・・・

2002年06月21日(金)
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