風のひとり言
kaze



 テロップ

先日仕上がった番組に、地元の小学生6人に出演してもらった。
子供たちにも台詞を与え、番組上重要な役割を担ってもらった。

仕上げも架橋に入り、完成間近になった頃、
子供たちの名前テロップ(テロップ=字幕のこと)を出してあげようと言う話になった。
○○学校○○○○さんと、番組内に入れてあげれば喜ぶのではないかという安直な発想。

がしかし、現実はそうはうまくいかなかった。
学校側の配慮もあったのだが、
番組中に名前を入れるということは、今の世の中では、危険を孕んでいる。
悪しき心の持ち主が、その子の保護者代理となって学校側に電話をすることは簡単なこと。
実際そんな手口で行われた誘拐事件などもあったと記憶している。
そこまで、学校側もクライアント側も責任を負えるものではない。
なんだか悲しい世の中だけどね。

制作者サイドの我々にとっても、自分の名前テロップが画面に出ることに、
ある種のステータスを感じる人も多い。
自分の名前を、ブラウン管を通じて発見することは、結構嬉しいものだ。
そういう自分も、初めて出たときは嬉しかったなぁ・・・

そんな喜びも与えられず、最終的には小学生の名前はのせなくなった
それにしても、せちがない世の中だ・・・


2002年06月02日(日)
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