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■ 変身願望
人間は誰しもが変身願望を持っていると思う。 今の自分じゃない自分。 日常生活で四六時中、そして生まれた時より付き合ってきた自分。 もしも自分が○○だったら?・・・そんな想像をすることは誰にでもあることだろう。 そしてまた、違う性別への憧れというものもある。 もし自分が女性だったら・・・もし私が男性だったら・・・ リアルの世界においてもよく聞く話だ。 有名企業の管理職が、女装して街を闊歩する・・・ 今では、そんな話にも驚かなくなった。
では、ネットの世界ではどうであろうか? 所謂ネカマさんになるわけだが、果たしてこれはいけないことなのだろうか? 一般的には、あまり受けいられていないのが現状のようである。 ネット上で、相手を騙しそれをあざ笑ったりとか、あるいは女性のプライベート情報を 聞き出して、近づく・・・ これは、確信犯的であり、かなり悪意を持って行う場合である。 ネットという匿名性の世界の中では、なかなか見破るのも難しいことだろう。 だからこそ、ネカマの評判が悪いといっても過言ではないだろう。
がしかし、前述の女装趣味の方々にも、それになるきっかけは様々あったと思う。 同様に、ネットの世界でそれになる理由は様々あるのではないか? 悪意の持ち主は当然いるとしても、純粋に「自分の女性版」に憧れる人もいるかもしれない。 素朴な疑問だが、現実世界で「オカマ」「ニューハーフ」と呼ばれる方々は、 ネット世界ではどういう発言の仕方(男性なのか女性なのか)をするのだろう。 もし仮に、ネカマが非難される対象にあって、みんなが否定したとすれば、 それは現実世界の「オカマ」「ニューハーフ」をも否定することにはならないか? 彼らにだって人権はあるし、人それぞれ生き方も違う。
確かに、ネカマに対して女性は同性としての安心感から、プライベートなことを話してしまう。 そんなことがあるからネカマは危険なんだと言う人もいるが、それもどうだろう。 その考え方を否定するものではないものの、自分としては、大声で賛成とも言いがたい。
例えば性別詐称ではなく職業詐称ならどうか? 医者になりきった人間が、女性のメンタル部分を聞き出す、あるいは話し出すことはないか? あるいは弁護士になりきった人間が、プライベートなことまで聞き出しはしないか? 要は悪意を持った人間は、言葉巧みに誘導することで、相手の情報を聞き出すということ。 そこには性別も職業も関係ないと思う。
また同時に「騙される方が悪い」とまでは言わないものの、相手を信頼しきって 自ら語ってしまったことについては、一概に相手を責めきれないようにも思う。
とここまで書いてきて、じゃあ一体何が言いたいのかといわれれば、 ネットの世界においてもネカマの存在は認知しても良いのではないかということ。 私の知ってるチャットでは、そこの常連なら誰でも知ってるネカマさんがいる。 で、その事実をみんな受け入れた上で、楽しい会話をいつもしていた。 それでいいのではないかと考える。
ネカマがチャットにいたからといって、「騙された」と烈火のごとく怒る方々もいるが、 実害あってこそ排除活動すべきであって、実害もないのなら拒否する道理もないのでは? 実際に、「この人にこんな事をされた」と被害者が現れるのなら話は別なのだが。
被害者もいないのに騒ぎ立てて、怒りまくる男性諸氏・・・ もしかすると、ネカマと知らずに口説いてしまった己の恥を、一生懸命隠すことに必死になっているのでは? そう勘ぐりたくもなってしまう。
2002年06月01日(土)
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