on a wall
亜栗鼠



 壊れた夜

「面倒ですか?」

彼を怒らせた言葉。


貴方の言う通り、貴方を怒らせたかったのかもしれません。
私は、逃げようとしていたのかもしれません。
昔に、戻っていこうとしていたのかもしれません。


私がその言葉を発するまで
沢山沢山考え過ぎていたのです。
答えを知っていながら
自分で糸を絡めていたのです。

どこから絡め始めたのか
そこから話せば
それを話せば
そのときに話せば
きっと、こんなに絡まらなかった。
そこまで分かっていながら
それが出来ないで絡めてしまう。

イケなかったのは
焦らされ過ぎたからじゃない
涙が止まらなくなったのは
感じることすら出来なくなったから
私が立ち止まってしまったから?
だから貴方が遠いの?
だから貴方を感じることすら出来ないの?
怖くて
苦しくて

答えは単純なこと
きっと私もわかっている。

突然感じなくなってしまったのは・・・

それが伝えたくて
絡まってしまったの

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2002年11月01日(金)
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