enpitu


on a wall
亜栗鼠



 飛び立ち

篭の中で飛ぶ事を忘れていた鳥

飛ぶ事を思い出す事すら恐れていた


主は飛べる事を教えてくれた


そして篭は壊れた


未知の世界に足を踏み入れ
苦痛と快楽
恐怖の先に有る安心を知った


今まで知らなかった風景は
今まで見ようとしなかった風景
いつだってすぐ其処にあるのに
気付けなかった風景

篭から出た鳥は今まで気づかなかった風景を見た
なんでもない風景
いつだって其処にあった風景


翼を取り戻した鳥は
その翼で主の下に飛び立った


身も心も捧げ、者から物になることを誓ってから数ヶ月

「私の隣を歩いて、一緒に色んな風景を見よう」

主からのプロポーズ

今、主の隣を歩き始めた


苦痛と快楽
恐怖と安心


その先に見たのは・・・

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2002年05月15日(水)



 本当は

今日はどうしてもついて行きたかったんだ。

雨も降ってたし。

体調さえ良ければ・・・



一人で走るのが辛いと言っていた道
この道が無くなれば忘れられるのかもしれないという記憶

まだ、ただの記憶になりきれてないことを感じさせられる。

この前、メールボックスに、あの人の名前を見てしまった。
聞き覚えのありすぎる名前。
とても開くことなんて出来なかった。
でも、確かにココに居たんだと実感させられる。

私と同じ名前・・・



時々、無性に傷をつけたくなる。
自分にではなく、大切な人に。
自分の痕をつけたくなる。

私はいつからサディストに?


彼を、主を、私だけのものにしたくなってしまった。


あなたの求めている言葉を、他の誰かに先に言われてしまうのが怖い。

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2002年05月16日(木)



 欲しいのは

心が不安定なのはお月様のせいか。

ご奉仕したくても、それほどのパワーが湧いてこない。
どうしていいかわからなくなってしまって、何も言葉が出てこない。

焦らしたくて焦らしたんじゃないんです。
傷つけたい衝動にかられて、痕をつけたくなってしまって。
そして、義務でしていた少し前までの嫌な感情まで思い出してしまって。

結局、途中で止められて。

どうしようもなく、身体がイライラしてたまらなくて。
今度は自分を傷つけたくてたまらなくなって。

寝込みを襲ってみた。
目覚めると、ご主人様の声。
いつもと違う低くて冷たい声。

感じてしまう・・・

もしかして

ご主人様でなければダメになってしまったの?


顔にかけられて、少し落ちついたような
落ちつかないような・・・


彼が眠った後、やっぱり身体がイライラ・・・
想像の中で自傷する。
ナイフで胸を刺す。
首筋にナイフを押しつけて、這わせる。

苦しい

ごめんなさい。
やっぱり薬を飲んで寝ます。


言いたくて飲みこんでしまった言葉は
「傷をつけて下さい」


今、痛みが欲しい・・・

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2002年05月17日(金)



 欲しい物

今、一番欲しい物は・・・



私の縄


それがなくちゃ、縛ってもらえない・・・


誰かを縛った縄じゃ嫌なの。
私だけの縄じゃなきゃ

まだ、私の縄が無い。
だから、一度だけしか縛ってもらっていない。


そういえば、ずっと首輪もつけてない。
まさか、あの首輪も・・・
誰かがはめていた?

やだ


婚約首輪・・・

それも欲しいかも

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2002年05月18日(土)



 

縄で縛らなくても
言葉で縛れるから

そう、縄も首輪もかけられなくても
ご主人様の声で、視線で雁字搦めに縛られる

乳首を噛まれるだけで
ご主人様の「イけ」の一言だけで
私は痙攣しながら昇天する

まだまだ発展途上中
調教は始まったばかり


でも彼は今、腰を痛めちゃって動けないのね。
ひねっただけかと思って金曜日から塗り薬だけで様子みてたら、よっぽど酷いらしく、今日病院に行ってきました。
結果、腰椎骨折してました。
あひ。
明日から入院です。

寂しいけど、心配だけど、今は付きっきりで看病出来るしね。
うふ。


それにしても、本当に究極まで我慢する人なんだなぁ。
そして、あまり辛そうな姿を見せない。
チャットで話していた時期、睡眠時間は1時間程だったという。
そんな素振り決して見せなかった。


チャットで、私の様子がおかしいと気付いてずっと起きていたというあの日。
自分では、そんなには感じていなかった。
前兆はあったのだけれど。
そして、確かにその日に私は壊れた。
その日、かなり遅い時間に掲示板に書きこみがあった。
初めての彼の書きこみ。
起きてるよ。という意味だろうとは感じた。
でも、翌日までなんとか耐えた。
朝になってメールした。
「こわい。どうしたらいいのかわからない。たすけて。」
私が初めて言った「たすけて」
今まで、誰にも言えなかった言葉。
そして私は、その日、家を出た。
そして、今、ココに居る。



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2002年05月19日(日)



 ご主人様に羞恥プレイ

絶対安静中の彼の身体を拭く。
熱い湯でタオルを絞って。
全身拭く。
大事なトコロは丁寧に・・・
むふふ。

やっぱりココはお口で清拭しなきゃダメ?(笑)

流石にそれはしなかったけど(笑)




不安・・・
漠然とした不安
何が不安かと問われるとわからない。
ただただ、何か漠然とした不安

石橋を叩いて叩いてヒビを入れて、落ちてもいいと覚悟が出来たら渡る。
それが私。
用心深い割に危なっかしい。
落ちても構わないと思って渡ってるんだから。

だったら不安なんて感じてんじゃねーよ!
ってツッコミは無しにして。

療養中の彼に甘えてばかりじゃいけませんね。
もうちょっと強く賢くならなくちゃ。
あんまり賢くなるのも怖かったりするんだけど。

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2002年05月20日(月)



 誰かになること、誰かにならないこと

曖昧な記憶
「初めて逢った日、どうして私を抱いたの?」
「もう抱く事が出来ないから抱いたのかもしれない。」
薬を飲んでいた時に聞いた曖昧な記憶。

今まで「愛してる」と云った事が無いというけれど、
彼女のこと愛していたことは伝わってくる。

初めて逢った日、彼女の代わりになることにも頷いた。
私は誰にでもなるつもりでいた。
主と認めたあの日から
人形になると誓ったあの日から
素直過ぎるのかもしれないけれど


彼は私が彼女になることは望まなかった。
私は別人になるように努力した。
彼女の影を見せないように
彼女と同じ姿勢をしないように
彼女と同じ行動をしないように
彼女と同じ言葉を吐かないように

決して忘れることは無いだろう記憶
私の名を呼ぶ限り、彼女の名も呼ぶことになる。


今日、私が彼女と同じ言葉を吐いたらしい。
そして、同じ表情をしたと。

「重ねて同居させるのならそれでも良い」
そう言うと、頬を叩かれた。


誰かになるのも
誰かにならないのも
自分を失う。

誰かになるより、誰かにならない方が意外と難しい


私は消えない。
私が彼を、主を、私だけのものにしたいのは
彼女に渡したくないからかもしれない。
彼女にだけは絶対に渡さない。
彼女は、彼の手を離してしまったんだ。



私は私のカラーのままで・・・
何色なんだろ?


今日、泊らずに帰ったのは、私を不安にさせたお仕置き。
愛奴からご主人様へのお仕置き。
放置の刑じゃっ!(笑)

退院した後のお仕置きが怖い・・・
あひぃ。


正確には、不安になった訳じゃないんだけどね。
なんだろな
上手く表現できないや。

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2002年05月21日(火)
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