ムッキーの初老日記
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2005年03月05日(土) デザートはあなた

私の湖畔の恋人カオリちゃんとは、お互い仕事を始めたこともあり
なかなか以前のようには行かないが、それでもどうにか時間を作り
今でも地道にウォーキングを続けている。

しばらく行かない間に、我々の心のオアシスのうどん屋がつぶれてしまい
もう二度とあの安くて美味しいうどんが食べられないのか・・・と
ちょっとセンチな初老ふたりである。
けっこう流行っているように見えたが、その実は大変だったのか。
いつも一番安い「かけうどんの小」しか食べずにスマンかった。


先日ウォーキングの後に
「うどん屋も無くなってしまった事だし、たまには素敵なミセスが行くような
小洒落た店でランチでもしようか」
と、カオリちゃんがいいお店に連れて行ってくれた。

ケーシー高峰がやってるのか?と思わせるような店名の
可愛いらしくこじんまりしたイタリアンレストランだ。
メインはピザ、パスタ、オムライス等から選べ、食べ放題のサラダバーと
小さいながら食後のデザートも付いたランチが1,050円。
うどんに比べれば超高級だが、普通に考えればまあ普通の値段だ。
狭い店内は20〜50代の女性で賑わっていた。

味もまあまあで、私はサラダバーの「かぼちゃの裏ごししたヤツ」
が気に入って三度もおかわりした。


小さいけど美味しいケーキとコーヒーで一段落した後
カオリちゃんがハッとサラダバー方面を見つめている。

「今サラダバーに何か追加してたよ。ちょっと見てくるよ。」

そう言うが早いか彼女は席を立った。
そして目を輝かせて戻って来て、こう報告した。

だよ、♪ 黄桃が追加されたよ。デザートに食べよう。」

「へえ〜。サッパリしていいかも♪」

そして我々は、すでにデザートを食べたのにもかかわらず
ウキウキしながらサラダバーに向かった。
新しい小皿に、薄黄色くてつやつやした小さく切った黄桃をこんもりとのせ
席に帰って来る間に、『あれ・・・?』と思った。
なんだか黄桃とは違うような気がする。

「カオリ、これさあ、黄桃じゃないんじゃ・・・」

「うそ!どれ。」

我々は同時にそれを口に入れた。


うっ・・・( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)


それは、黄桃ではなく、サフランか何かで黄色くなった

だいこんの煮物であった。

しかも洋風の、うすっとぼけた味の、大根であった。
激しく不味かった。

だが、ここで残すと

「アイツら、デザートの後にわざわざ取って来たくせに残したよ。」

と、店の人に思われるではないか。
それはいやだ。何かと間違ったことがバレてしまう。

我々は何も言わず、黙々とその洋風大根煮付けを平らげた。


せっかくケーキで美味しく〆た口と胃が、大根の匂いで一杯になってしまった。



意地汚いのもたいがいにしようという教訓・・・。


アフロにしたカオリちゃん。実はフードかぶってる( ^∀^)

+・+・+声に出して読みたいオッサン君+・+・+

03/05 日本に居るのは1年のうち2ヶ月ぐらいになりたい。

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03/01 成功のもととは言え、失敗するのは嫌だ。

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ムッキー

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