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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2005年04月05日(火)
Vol.561 何がはじまるのだろう

おはようございます。りょうちんです。

1975年4月。俺が3歳になった春。俺は保育園に通いはじめた。それまでは両親や祖母と一緒に毎日を過ごしていたのだけれど、あの春から俺は家族という枠の外へ出て血の繋がっていない他人との集団生活を経験することになる。両親や祖母からすべてを教えられてきた俺が、友達や先生などの他人との関わりあいの中からもいろんなことを身につけていくことになった。根本的な俺の人間形成ができあがったのは、たぶんこの頃から。あの春、俺は他人との共存ということを知りはじめた。
1985年4月。俺が13歳になった春。俺は中学校に入学をした。まさに、俺にとって思春期のはじまり。窮屈な学校生活の中で、勉学に悩み、恋に悩み、人間関係に悩み、そして自分自身に悩んでいたあの頃。悶々とした日々の中で何かを見出そうと必死にもがいてはみるものの、決定的な解決策なんて見つからずにあがいてばかりいた毎日。そんな中、今の俺の性格の概観を方向付けたのもこの頃なのかもしれない。あの春、俺は希望を見つけ出すための考え方を知りはじめた。
1995年4月。俺が23歳になった春。俺は今の仕事へと直接結びつくアルバイトをはじめる。学生生活との両立の中で社会に出るためのココロの準備としてはじめたアルバイトが、今の仕事に関わってくるなんてあの頃は夢にも思っていなかったが。あの時アルバイトをしようなんて履歴書を書かなければ、少なくとも今の俺は存在しない。お金を稼ぐこととか、働くこととはどういうことなのかが少しずつわかってきたあの頃。あの春、俺は社会に出てゆくことの厳しさを知りはじめた。
2005年4月。先日、俺は33歳になった。誕生日を迎えた日曜日もいつもと変わらない穏やかな朝で、時間の流れさえ止まっているかと思ってしまうほどだったんだけど。緩やかながらも、でもそれは確実に動き続けているわけで。この春、俺には何がはじまるのだろう。目には見えない何かを知りはじめるために、待っているだけじゃダメなんだ。さぁ、動き出さなくちゃ。