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| 2004年12月16日(木) ■ |
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| Vol.535 偶然の再会 |
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おはようございます。りょうちんです。
たしか、山形県の蔵王に行った時だったと思う。まだ俺が小学生の頃の話だ。夏休みを使っての家族旅行で、どこかの展望台から遠くの景色を眺めていた時。後方から不意に俺の名前を呼ばれた。振り返ると、そこには同じクラスの女の子が。彼女もまた、偶然にも家族旅行でこの地に観光に来ていたらしいのだ。千葉からは遥か離れたこんな場所でまさか偶然出会うとは。あの時はお互い驚きを隠せなかった。 大学生の頃、都内で電車に乗っていた時。通勤ラッシュで満員の車内にて、偶然にもずいぶん前に遠方に引っ越した友人とばったり会った。彼も大学生になり、当時は都内でひとり暮らしをしているとのことだったが、数年ぶりの再会とまさかの偶然にお互いびっくりしたのを覚えている。 偶然の再会って、実は時々あったりする。まさかこんなところで会うわけがないと最初は考えるのだが、どういう運命の巡り合わせか、ばったり出会ってお互い驚くなんてことはきっと誰にでもあることだと思う。上に書いた出来事は俺の中でもホントに驚いた例なのだが、これ以外にも遊園地でデート中にばったり恩師に会ってしまったり、食事をしにレストランへ入ったら偶然昔の友人に会ったなんてこともあったりする。世の中どこに行ってもどこかで誰か知ってる人が見ていて、それゆえに悪いことはできないということなのだろうか。 うちの店に、しょっちゅう来店される女性がいる。彼女、最初にいらした時からどう見ても、中学の同級生だったMちゃんにそっくりなのだ。でも俺は店員、彼女はお客様。うっかり確かめて、違っていたら失礼にあたる。彼女が来店されるたびにもやもやした気持ちは募るばかりだったのだが、それでもあまりにも似すぎているので、今日思い切って声をかけてみた。すると、やっぱりMちゃんだった。彼女もずっと、俺のことを似ているなぁと思っていたんだそうで。今は結婚して、偶然にもうちの店のそばに住んでいるんだそうだ。こんなふうに偶然の再会にはいつも驚かされちゃうけれど。思い切って声をかけてみて、良かった。
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