
|
 |
| 2004年12月15日(水) ■ |
 |
| Vol.534 ジョンの純な恋物語 |
 |
おはようございます。りょうちんです。
今年もいろんなヒット曲が生まれた。話題になった曲もあれば名曲もあり、数え切れない数の曲が俺の耳にも流れてきた。さてその中で、俺が選んだ2004年のりょうちん的ベストソングは、東真紀さんの「ジョンの純な恋物語」に決定。 10月から11月の頃だったか、この「ジョンの純な恋物語」がFMから頻繁に流れていた。軽快でかわいい曲調と東真紀さんのさわやかな歌声で、俺もなんとなくメロディーだけは聴き慣れていたのだが、どんな歌詞なのかはよくわからなかった。しかし何度か聴いているうちに、物語風になっているこの曲のあらすじがだんだんわかってきた。どうやらジョンという名前の犬が主人公らしい。ジョンが飼い主である女の子と過ごすうちに密かに想いを寄せ始めるのだが、やがて彼女はお嫁さんになってしまう。犬の視点から描いた物語は簡単に言えばそんな話で、まだじっくり聴いたことのなかった俺は、最初はそんな恋の歌に気を引かれることもなかった。 その日も、不意にこの曲がFMから流れてきた。仕事中だった俺は、歌詞をじっくり最後までフルコーラスで聴いたことなかったなと思い、仕事の手を休めて聴いてみることにした。「♪My name is John 僕は振り返る 君と過ごした日々を 君を泣かした数を…」。数分後、曲が終わり歌詞の意味をすべて知った俺は、泣いていた。仕事中だというのに。曲の最後の最後に、俺の想像もつかなかった意外な結末が待っていたのだ。タイトルにある「恋物語」だけじゃ、この話は終わらなかったのだ。どんな結末なのかは、ぜひこの曲を聴いて確かめてもらいたい。俺が明かしてしまうと、とても安っぽくなってしまいそうだからだ。 涙が止まらなくなった俺はあわててバックルームに駆け込んだが、一緒にいたパートさんに泣いているところを隠すのにとても苦労した。それからは、この曲を聴いて何度号泣したかわからない。何度聴いても泣けるのだ。最近じゃ前ほど頻繁にFMから流れてくることもなくなったが、そういうわけで俺が選ぶ今年のベストソングは、やっぱりこの「ジョンの純な恋物語」に決定なのだ。
|
|