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| 2004年11月20日(土) ■ |
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| Vol.524 年賀状を書く余裕 |
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おはようございます。りょうちんです。
いつからだろうか、俺は年賀状を書かなくなってしまった。学生の頃は、少なくとも高校生の頃は年末には毎年年賀状を買ってきて、友人や恩師に向けてせっせと筆を進ませていたのに。いつからか俺の元へと送ってくれた年賀状の宛て主へ返すだけとなり、それさえもしないまま過ごしてしまう年もあるほどになってしまった。だから俺宛ての年賀状も年を追って数を減らし、今では毎年数通の年賀状しか俺の元へはやってこない。 でも昔は、年賀状を書くのが楽しかった。芋版画やあぶり出しなど、毎年いろんなアイデアで凝ったものを作ったり。カラフルなペンやスタンプなんかも使って、それなりには苦労もしながらもこつこつと仕上げたり。差出人へのコメントも、ひとりひとり想いを込めながら違ったコトバを選んだり。そうやって地道に作り上げていく行程が楽しかった。 でも、やっぱり年賀状を書かなくなった最大の理由は、時間がなくなったということだろう。年末は毎年とても忙しい。特に社会人になってからの年末は、毎年目の回るほどの忙しさだ。そんなあわただしさの中で、時間がないという理由から年賀状を書く余裕なんてなくなってしまったのだ。初めから筆まめだとは言い切れない俺が、忙しい年末の合間を縫って年賀状など書けるわけがない。学生の頃とは違って年賀状を書く時間があるのなら、もっと他にやるべきことが俺にはあるのだ。 とは言っても、だからってやっぱり年賀状を書かないというのは淋しいと思う。年に一度くらい、疎遠になりかけた友人宛てに想いを綴るのも悪くはない。コトバだけならメールでも済ませることはできるのだが、それだけじゃちょっと味気ないし。今年ももうすぐ12月。郵便局の前には、年賀状販売中と書かれたのぼりが風に泳いでいる。結婚しましたとか子供が生まれましたとか、そんな写真付きの年賀状は俺には作れないけれど。今年の年末は、久しぶりにしっかりと年賀状を書いてみようかな。
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