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| 2004年09月15日(水) ■ |
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| Vol.506 シフクノオト |
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おはようございます。りょうちんです。
彼が病に倒れたというニュースを聞いた時、俺も含めて彼らのファンだった人は誰もが驚いたに違いない。まだ若いのに、難しい名前の病気と戦うためにメディアから姿を消していた期間は、いつだって彼のことが気がかりで心配だった。あれから2年。病気を克服して完全復活を果たしたという彼に会いに、俺は横浜へ行った。 6万人以上をも集めた観客は、ステージが始まる前からざわついていた。これからの出来事を期待しながら、誰もがその時を今か今かと待っていた。やがて夕闇が訪れ、定刻よりも10分遅れて彼らのライブが幕を開ける。 オープニングは「終わりなき旅」。最初から彼は病み上がりとは思えないほどの力強さで歌い、ギターもかき鳴らした。過去のヒット曲や最新のアルバムからの曲を中心に、エネルギッシュにパワフルに全身全霊で広いステージを所狭しと駆けずり回った。そして時には切ないバラードを切々と歌い上げ、大勢のオーディエンスのココロに響かせた。一方俺らも、一緒になって歌ったり、叫んだり、拍手を送ったり、こぶしを突き上げたり。「光の射す方へ」、「PADDLE」、「口笛」、「抱きしめたい」、「血の管」、「掌」、「youthful days」、「innocent world」、「くるみ」、「ANY」、「HERO」、「Tomorrow never knows」、「タガタメ」などなど、ゴキゲンな曲のオンパレード。アンコールも含めて全24曲、ラストの「SIGN」まで約3時間にも及ぶライブの間中、俺のボルテージは熱くなったまま冷めることを知らなかった。 彼らの放ってくれた音楽は、俺らにとってまさに「シフクノオト」だと思った。彼らの奏でる音が、本当に心地良いとココロから思った。そして俺は、彼らのことをさらに好きになってしまった。
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