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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2004年07月07日(水)
Vol.493 俺の願いごと

おはようございます。りょうちんです。

♪笹の葉さらさら軒端に揺れる♪ まさにこの歌詞のように、路地の軒には人の背丈よりも大きな竹笹が立てかけられていて、その横には色とりどりの短冊とペンが置いてあった。道行く人は足を止めて、それぞれの願いを短冊に書き竹笹に結んでいる。すでに飾られたたくさんの短冊は、いろんな想いを乗せて風に揺れていた。今日は七夕。梅雨の真っ只中だというのに、今年の七夕は朝から照りつける太陽が眩しくて、うだるような暑さの真夏日になった。突き刺すようなひざしと遠くで聞こえる蝉時雨の中で、俺も短冊に願いごとを書いてみることにした。
さて。短冊には何と書こうか。あれやこれやと欲張りな俺は願うことならたくさんあるのに、いざ短冊にたったひとつだけの願いごとを書くとなると何を書いて良いのやら迷ってしまい、一瞬手が止まった。考えたあげく俺の書いた願いごとは、「すべてのものが順調に進みますように!」。最近いろいろと考えることが多かった。そのすべてにおいて、順調にことが進んでいくことを願った。それはけして他力本願でという意味ではなく、できる限り自分の力で何とかしていこうという意味も込めて、俺は短冊にそう書いた。竹笹に吊るした俺の短冊も、ひらひらと風に揺らめいていた。
こんなふうに願いごとを短冊に書いて竹笹に吊るすなんて、ホントに久しぶりだ。保育園や小学校に通っていた頃はイベントとして毎年やっていたし、大学の時は最寄駅のコンコースに飾られた竹笹に願いごとを書いた短冊を吊るしたこともあったけど。久しぶりに短冊を書いて、ちょっと新鮮な気持ちになった。
夜になって、空を見上げてみた。昼間の熱気が冷め切れずにむっとした空気の中で、月が雲間から顔をのぞかせていた。月のせいで明るくなった空には、残念ながら天の川は見えなかったけれど。俺の願いごとも、叶うといいな。