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| 2004年07月04日(日) ■ |
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| Vol.492 正しい答えはひとつじゃない |
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おはようございます。りょうちんです。
さんざん悩んで落ち込んで、もう本当にどうして良いのかわからなくて途方に暮れた時、無意識のうちに俺は友人に助けを求めていた。すべては自分ひとりでなんとか解決しようと決めていたのにもかかわらず、気がつけば真夜中にメールを送り電話をかけていた。 うれしいことに迷惑極まりない俺の相談を、友人たちはこころよく聞いてくれた。電話越しの落ち着いた声も、メールで送られてきた律儀な文字も、ため息ばかりついている俺のココロに暖かく響いてきた。優しすぎる友人たちの応対を、俺は本当にありがたく思った。 今にも崩れそうな俺を見かねて、友人たちはアドバイスをくれた。この先どうしたら良いのか見当もつかない俺に、具体的な解決策を教えてくれた。彼らの話にはとても説得力があり、すべてが正しい答えに聞こえた。でも、電話中やメールを読んだ瞬間にはそのアドバイスの通りにしてみようと思うのに、いざとなるとなかなか踏ん切りがつけられない俺だった。結局は、悲しい現実を受け入れるのが怖かっただけなんだな。逃げ道ばかりを探していたんだな、俺は。 そして、今。最終的に、俺は俺なりの結論を出した。しかしその答えは、あの夜友人たちから聞いたありがたいアドバイスに従うものではない。友人たちからのアドバイスは今でも正しい答えだったと俺は信じているし、あの夜の会話のやりとりはけして無駄だったなんて思ってない。だけど、結果的に俺はそのアドバイスに背いてしまった。俺が出した答えが、正しいものなのかどうかは今はまだわからない。もしかしたらいつの日か、この答えがまちがいだったと気付く時が来るかもしれない。そうなったら友人たちは、「それ見たことか!」と俺のことを笑うだろう。でも、それでもいいんだ。正しい答えはひとつじゃない。今は俺の出した答えも正しいものだと信じて、歩いていこうと思う。
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