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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2004年06月14日(月)
Vol.487 逃げるだけの生活

おはようございます。りょうちんです。

「前向きに!」だとか「がんばっていこう!」だとか、いつもは平気で言ってる俺なのですが、俺の中ではそんなのは上っ面だけの特に深い意味を持たないコトバだったようです。耐えきれない罪悪感のせいで、俺はもう何日もネガティブに塞ぎこんでいる生活を送っています。何もかもから逃れたくて、現実逃避の日々。普段は偉そうに強がりばかりを言ってるくせに、これほどまでに脆く弱い自分だったなんてホントに予想外で、自分自身が情けなくって仕方ありません。
幸い、現実逃避の手段はすぐに見つかりました。仕事です。仕事が忙しく作業に没頭している時は、一瞬でも罪悪感から気をそらすことができました。だから俺は、ただでさえ普段から忙しかった仕事の量をわざと増やし、罪悪感から逃れるためにカラダを酷使しました。それでもふと何かの拍子に気を緩めると俺のココロに例の罪悪感が容赦なくするりと忍び込んできて、胸の痛みに苦しめられるのでした。
家に帰ると現実を突きつけられるようで、仕事が終わってもずっと実家に戻ることにしました。それでもどうしても家に帰らなければならない時は、速攻で布団に潜りこみ少しでも早く眠りに落ちる努力をしました。自分の家だというのに、パソコンを立ち上げることもなく、倒れた扇風機も割れたコップもそのままで。
こんなふうに逃げるだけの生活じゃいけないなということは、充分わかっていました。頭の中では理解していたのですが、でもどうすることもできませんでした。とてつもなく大きな罪悪感と自分のすべてに自信をなくしてしまった俺は、何からどう対処すべきなのか考えることもできなくて、自分をコントロールするのも不可能な状態でした。俺という人間は、なんて弱くてちっぽけなんでしょうか。
時間がたてばすべて解決してくれる、なんて思いたくありません。でもあれからほんの少しだけ時が過ぎて、こうやってココロの弱い部分をさらけ出すことができるようになったということは、本当の意味でやっと前向きに一歩踏み出せたということなのでしょうか。今はそう信じていたいです。