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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2004年05月17日(月)
Vol.477 春風のいたずら

おはようございます。りょうちんです。

前日までのぽかぽかで穏やかな春の陽気が一変して、その日は朝から台風みたいな激しい雨と風。天気予報でも発達中の低気圧が近づくため、大荒れの一日になるでしょうなんて言っていた。
うちの店の裏手にはちょっと大きめの業務用のゴミ庫があって、店から出たゴミをそこに溜めている。しかしその日に限って、バイトくんがしっかりふたを閉めなかったらしい。折りからの強風に煽られて、畳1畳くらいもあるゴミ庫のふたが飛んでいってしまった。そしてよりにもよってそれが隣のIさんの家の窓を直撃し、無残にも網戸を壊してしまった。
いつも穏和でうちの常連さんでもあるIさんだが、さすがにこれにはかなりご立腹の様子。いくら春風のいたずらとはいえ、今回ばかりは全面的にこっちが悪い。あわてて菓子折りを持って謝罪にうかがうと、若奥様が出ていらした。こっぴどく叱られるのは覚悟してたんだけど、「こちらこそいつもご迷惑ばかりかけてしまって…」なんて、とても愛想良く対応してくれて俺もほっとした。だけど悪いものは悪い。「修理代等はこちらで持ちますので…」と約束して、その日は帰ってきた。
翌日、今度は旦那さんが店にいらした。旦那さんもとてもにこやかな方で、やっぱり壊れた網戸を修理をしたいとのこと。こういう事故は保険対応でまかなえるので、壊れた網戸の写真を数枚撮らせてもらった。あとは保険屋さんに任せるだけ。これですべてが一件落着、そう思っていたのだが。
あれから半月たったけど、今だにIさんの家の網戸は壊れたまま。直した形跡がない。おまけにその日以来、店の常連だったIさんはうちに来なくなった。どうしたものか非常に気になるのだが、聞きに行くのもどうも気が進まない。近いうちには、どうなったのか聞きに行かなくてはと思っているのだが。うう、ご近所付き合いって難しい。