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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2004年04月22日(木)
Vol.468 母の骨折

おはようございます。りょうちんです。

忙しい毎日のどさくさに紛れて、母が再び入院している。と言っても去年ほど深刻な状態ではなく、もともとぜんそく持ちだった母が、春先に引いた風邪が何年かぶりにぜんそくの発作へと変わってしまい、去年の手術からまだ間もないということもあって、一応大事を取って入院したまでだ。
再入院を始めたばかりの頃は、薬も変わって食事もなかなか受けつけず苦しんでいたようだったが、1週間もするとすっかり元気になり早く退院できるのを心待ちにしていた。しかしどういうわけか咳が止まっても激しく痛む腰だけがなかなか治らないらしく、立ち上がったりするのもつらいんだとずっとこぼしていた。お見舞いに行くたびに腰を揉んでくれと言うので、ベッドでうつぶせになった母の腰に手を当ててぎゅうぎゅう押してやる。母はうんうんうなりながらも、痛いけど気持ちいいなんて笑っていた。
しかし、痛みの原因は単なる神経痛なんかじゃなかったようだ。先日レントゲンを撮った結果、痛みが引かないのは骨が折れているためだということが判明した。しかも折れているのは背骨。上から12番目の背骨が砕けているのだという。ぜんそくの発作で激しく咳をした時に、勢いあまって骨折したみたいだ。え? 咳をしただけで骨折? しかも背骨? 電話越しに父からそのことを告げられた俺は、母の骨折というあまりにも思いがけない事実を知って、不覚にも笑ってしまった。父のうしろで弟も笑っているのが聞こえる。そんな俺らにつられて、父も笑い出した。
でも、笑い事じゃないらしい。背骨が折れているというのに腰にぎゅうぎゅう圧力をかけるなどという行為はかなり危険なことで、一歩まちがえれば神経をおかしくしてカラダの自由が効かなくなる恐れもあるんだそうで。骨がある程度くっつくまで、コルセットを巻き絶対安静と言われた母。カラダはすこぶる元気なのにベッドから起き上がることも禁止された母は、今日もタイクツを持てあましていた。ほら、早く治さないと、弟の結婚式にだって出られなくなっちゃうんだからね。