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| 2004年03月25日(木) ■ |
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| Vol.456 エイプリルフールにはまだ早い |
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おはようございます。りょうちんです。
大学時代の友人Yくんからメールが来た。「事後報告になっちゃったけど、結婚しちゃいました!」と。え? マジっすか? なんとすでに大安吉日の昨日、入籍済みなのだそうだ。そういや去年の秋、みんなで新潟に旅行に行った時、彼からはまもなく結婚しそうな幸せなオーラがあふれていたっけ。あれから半年。それにしてもちょっと急過ぎる展開だ。エイプリルフールにはまだ早いけれど、これが本当の話なら、いろんなことをねほりはほり質問しなくては。 大学時代の彼は、真の遊び人だった。彼が学校でマジメに授業を聞いている姿なんて、俺の記憶の中にはまったくない。賭け事が好きな彼は、徹夜でマージャンに明け暮れたり、朝から晩までパチンコに熱を上げたり、先輩や後輩たちとゲームセンターに入り浸ったり。ずっとそんな生活を送っていた。そのせいか、彼はいつも金欠だった。サークル費が払えないと言って、会計だった俺に泣きつくことも幾度もあった。授業もろくに出ていなかったため単位を取るのもままならず、結局俺らと一緒に卒業することができなかった彼。俺らと一緒に企画していた卒業旅行も行けずじまいで、予定よりも1年長い大学生活を送っていた。 この先彼は就職してちゃんとやっていけるのだろうかと、誰もが心配していたのだが。そんな不安を見事に裏切り、彼は5年間通った大学をすっぱりやめたあと、実家の茨城に帰り就職先で一生懸命働き出したというウワサが流れてきた。週末も休日返上で仕事に精を出しがんばっている彼が、大学時代の彼とは別人のように思えた。もしかして彼は、就職したらマジメに働くということを前提の上で、あの頃あれほどまでに遊んでばかりいたのかもしれない。彼のあまりの変わりっぷりにみんな驚き、俺も彼を見直し尊敬した。 結婚おめでとうのメールを返したあと、俺はふと考えた。仕事で知り合ったらしい彼女は、Yくんの仕事熱心なところに惹かれたのだろうか。そのあたりも含めて、聞きたいことは山ほどある。よし、来月飲むぞ!
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