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| 2004年03月03日(水) ■ |
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| Vol.447 さみしいひなまつり |
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おはようございます。りょうちんです。
今日は桃の節句、ひなまつり。そういやスーパーでは、バレンタインが終わるやいなやひなまつりコーナーができ。数日前からはひなまつりソングがエンドレスで流れ、菱餅やひなあられやちらし寿司なんかがたくさん並べられるようになった。やっぱり女の子の子供がいる家では、ひなまつりはそれなりにちょっとしたイベントらしい。3人の女の子を持つパートのSさんも、今夜はお手製ケーキを作らなきゃと仕事が終わるとあわてて帰っていった。 男ばかりの兄弟である俺の実家では、当たり前だが昔からひなまつりほど地味なイベントはなかった。祝日になるわけでもないし、3月3日は普通に耳の日だった。保育園でひなまつりの歌を歌ったり、給食で出てきたひなあられを食べることはあっても、家では何をするわけでもなかった。ひなまつりなんて所詮それくらいのレベルのイベントで、俺はそれが普通だと長年思っていたのだが、今思えば他の人に比べるとずいぶんさみしいひなまつりの思い出しかないのかもしれない。かと言って、端午の節句に特別に何かをしたなんて記憶もあんまりないんだけれど。 だから、女の子のいる家にとってひなまつりはちょっとスペシャルなイベントだと言われても、正直ピンとこなかったりする。クリスマスほどメジャーではないが、俺が考えているほどマイナーではないのかもしれない。そういうわけで、押し入れにしまいこんであったひな壇をいちいち出すのが面倒だとか、ひなまつりが終わるとすぐにそれをまたしまわなくちゃいけない苦労だとか、お内裏様とお雛様の配置はどっちがどっちだかいつも悩むだとか。そういう裏話も、俺にはちょっと新鮮に聞こえたりする。子供の成長を祝うのが本来の意味であるひなまつりも、今のご時世はいろいろと大変なんだなぁ。 スーパーにて、せっかくだからと俺も便乗して買った桃のジャムが入った菓子パンは、明日のおやつに取っておこうっと。
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