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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2003年12月16日(火)
Vol.411 お前がいなくなってから

おはようございます。りょうちんです。

お前がいなくなってから、早いものでもう3ヶ月もの時が過ぎたよ。暑かったあの頃から季節は流れ、秋、そして冬になり。去年の今頃はもう、お前が凍えないようにと専用のこたつを出したり、真綿を引いてあげたり。ストーブで部屋の温度が下がらないように気を使ったりと、いろいろ大変だったのに。今年はお前がいないせいで、灯油がなかなか減っていかないよ。
今でも時々お前のことをこうやって思い出すことはあるけれど、でももう俺は泣いたりなんかはしていないんだ。お前がかじってあけちゃったトレーナーの穴も、余ってしまったひまわりの種も、壁紙のはげた部分も。お前の残していった跡はこの部屋のあちこちにまだたくさんあって、お前があの日のように突然テーブルの陰から顔を出してくれるかもなんて、ありもしないことを考えちゃう時もたまにあるけどね。
この前大掃除をした時、ずっと胸が痛くて片付けられなかったお前のケージを、ようやく片付けたよ。お前のケージって結構でかくてさ、この狭い部屋からケージがなくなっただけで、何だか部屋がとても広くなったような気がしたよ。なんか殺風景でがらんとしちゃってさ、ぽっかり穴があいた気分だよ。
ペットショップにも行ったんだ。お前がいなくなって疎遠になっちゃったところだったけど、久しぶりに行ってみたんだ。そしたらさ、お前とそっくりなハムスターがたくさんいてさ。同じような瞳で俺を見ているから、思わずお前の名前を呼んでみたんだけど。良く見ると、お前に似ているのはたくさんいるのに、どこを探してもお前はやっぱりいないからさ。何だか急に悲しくなって、早々と店を出ちゃったよ。
お前とは二度と会えないことは百も承知だけど、今夜のように寂しくてどうしようもない夜は、こんなふうにお前を思い出すことがあってもいいだろう? ねぇ、じょーじくん。