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| 2003年06月17日(火) ■ |
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| Vol.328 10年たてば |
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おはようございます。りょうちんです。
今から10年くらい前、俺がちょうど大学生だった頃。あの頃、CDの売れ行きが最も良かったんだそうだ。そういや思い返してみれば、ミリオンセラーになったヒット曲も年に十数曲も生まれたし、カラオケなんかもすごく流行っていた気がする。今でもたまに口ずさむ懐かしい思い出の曲は、あの頃頻繁に街中から流れてきたものだったりもする。 当時大学生だった俺は、ちょっと貧乏だった。親から送られてくる少しだけの仕送りとアルバイトで稼いだお給料を合わせても、家賃や食費などの生活費にあてがうとおこづかいなんてほとんど残らなかった。残ったおこづかいも、友達と遊んだりすればあっという間に消えていってしまった。それでもなけなしのお金で、俺は時々CDを買った。1枚3000円もするCDはそうそう買えなかったけれど、その分ヘビーローテーションで聴いていた。もう、歌詞だってそらで言えるくらいに。 先日、中古CD屋さんに行くと、あの頃聴きまくっていたCDが売られていた。50円だった。なんだかちょっとだけやりきれない気持ちになった。3000円で売っていたものが、10年後には50円。新品と中古ではさすがに価値は違うだろうけれど、それでもその暴落ぶりに俺はかなりがっかりした。中には、あまりにもかわいそうなのでアーティスト名はあえて伏せておくが、7枚セットで30円なんてのもあった。 CD1枚買うのに、本気で悩んでいたあの頃の俺に言ってあげたい。そのCD、3000円で売っているけど、10年たてば50円で手に入るんだよ。そんなことを知っていたら、俺はCDを買うのをやめただろうか。でもCDを買わなければ、思い出の曲にはならなかったのかもしれないしな。なんて、ちょっとだけ複雑な気持ちのまま、久しぶりにCDを聴いてみた。今は50円の価値しかなくても、聴いてみるとやっぱりあの頃の思い出がよみがえってきて、とても懐かしかった。
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