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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2003年04月21日(月)
Vol.297 母の病気

おはようございます。りょうちんです。

仕事に行こうと準備をしていると、急にケータイが鳴った。電話に出ると、父。母が突然カラダの不調を訴えて、病院に来ているという。俺はあわてて車に乗り、病院へ向かう高速道路を飛ばした。
病院に着くと、父は急患受付の待合室の椅子に座っていた。母は、まだ検査中だという。母を待つ間、父から母の病状や看護婦さんが言っていたことなどを聞いた。今、俺にできること。例えば自分の仕事のスケジュールを調整することや、弟や叔母に連絡することなど、自分にできることはすべてした。それでも母は、まだ帰ってこなかった。ただ待つだけの時間が、闇雲に長く感じた。
やがて、応急処置と検査の済んだ母が出てきて、緊急病棟の病室へと移された。ただでさえ小柄できゃしゃなカラダの母が、ベッドに小さく横たわっていた。細い腕に繋がれた点滴が、とても痛々しく見えた。すぐに担当の先生がいらして、母と俺ら家族の前で、病状とこれからのことについて話をしていただく。母は、おそらくもう、仕事復帰をすることができないだろうということを告知された。ショックだった。一生懸命平常心を装っていたように見えたけれど、母本人がいちばんショックだったと思う。
当分の間、余儀なく入院生活をせざるをえないため、母のいなくなった我が家がこれからどうなるのか、そのことばかり母は気にしていた。ごはんは誰が作るのかとか、父だけで店はやっていけるのかとか。そんなこと、今はまだ考えなくていいのに。今は自分の病気のことだけを考えればいいのに。
明日また、俺は病院に行ってくる。俺が行ったところで、母の病気は良くなるわけじゃないけれど。今は、ずっと母のそばについていてあげたいんだ。