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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2002年09月11日(水)
Vol.178 悲劇

おはようございます。りょうちんです。

悲劇は突然やってくる。午前中、まだ半分寝ぼけたままの俺。キャベツの千切りをざくざく切っていたら、調子に乗って自分の指までざくざく切ってしまった。仕事柄、ちょっとしたヤケドや切り傷なんかは日常茶飯事なのだが、久しぶりに激しく負傷した。どくどく流れ出る血が止まらない。指の付け根を輪ゴムでくくって、傷口をペーパータオルでしっかり押さえ、手を上に上げたまましばらく痛みをこらえていた。そんなこんなで、それからの俺はほとんど仕事にならなかった。
しかし、俺を襲う悲劇なんて所詮これくらいのものだ。こんな傷なんて、そのうち治れば忘れてしまうだろう。だけど、忘れてはならない悲劇がある。例えば、アメリカの同時多発テロ。そう、あの事件から今日でちょうど1年がたった。新聞でもTVでもラジオでも、今日はそのことが繰り返し報道されていた。あの日、世界貿易センタービルに旅客機が突っ込み、超高層ビルが崩れ落ちてゆく映像を、俺は一晩中まるで映画のワンシーンを見るかのように眺めていた。実際に起こっている現実なのに、それが現実だとはなかなか認識できない自分がいた。
あの悲劇も、突然やってきた。何の罪もないたくさんの人たちの命が、一瞬にして奪われた。あの悲劇から、俺は何を得ることができたんだろう? あれから1年がたって、結局今だに何にもできないままの俺だけど、あの悲劇をもう2度と繰り返さないようにするためにも、ずっとずっと胸の奥に刻んでおこう。たとえ傷口の痛みは消えていっても、あの悲劇は絶対に風化させちゃいけないんだ。それが学ぶということであり、俺にできるたったひとつのことなのかもしれない。
亡くなったたくさんの人たちのご冥福をお祈りします。