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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2002年09月12日(木)
Vol.179 あの店

おはようございます。りょうちんです。

大学を卒業後、俺の最初の就職先は某ファーストフード店だった。いくつか手に入れた内定のうちからたった1社だけ選んだ俺の就職先だったのだが、実家からは通えない場所への配属になってしまい、まぁひとり暮らしも俺が決めたことだからと自分に言い聞かせて、不安を抱えたスタートだった。
しかし、おかげさまで人間関係にはとても恵まれた。気の合う同僚、理解ある上司や先輩、慕ってくれるパートさんやバイトくん。仕事という枠を超えて、あの頃の仲間はホントに楽しい人ばかりだった。もちろんつらいこともあった。発注をミスって、キャンペーンだというのに食材をすっからかんにして怒られたり。仕事が終わらなくて、明け方まで徹夜で商品を用意したり。バイトくんがドタキャンして、へとへとになりながら俺が代打で仕事したり。正直、仕事はきつかったけれど、やっぱり俺はあの仕事が好きだったんだなぁと今になって思う。俺があの店にいたのは、移動になるまでのたった2年足らずだったが、今の俺がここにこうしているのは、あの頃のかけがえのない経験が基盤になっているからだとしみじみ思う。
そんなあの店が、先日閉店してしまったらしい。売り上げが落ちたとか営業不信とかそんな理由じゃないのが、さらに悲しいのだが。幸い社員として働いていた人たちは別業態へと配置移動になるそうなのだが、あの店がなくなってしまうということは、俺にとってもとても悲しいことなのだ。
仕事のつらさとか、社会の厳しさとか、働くことのよろこびとか、口では言えないいろんなことを俺に教えてくれたあの店。俺の思い出がぎっしり詰まったあの店がなくなっても、俺はいつまでも記憶の中に思い出を焼きつけておこう。あの頃に培った経験を多いに活かして、これからの自分に役立てていこう。それが、あの店に対する俺の最大の感謝なのだと思う。
次の日曜日、あの頃一緒に働いていたみんなに久しぶりに会いに行く。「さようなら」と「ありがとう」の気持ちを胸にしまって。