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2006年05月24日(水)
男に「悩み相談」をする女性たち

「週刊SPA!2006.5/16号」(扶桑社)の特集記事「オンナの悩み相談・模範解答集」より。

(3人の女性・吉田さん(仮名・22歳)、高瀬さん(仮名・23歳)、山崎さん(仮名・22歳)による、「オンナが証言!”マジメな男”ほど損をする!?」という座談会の一部です)

【司会者:皆さん、男性に悩みを相談することって多いですか?

吉田:私は何かあると地元の男友達に真っ先に相談します。

高瀬:そうだね。自分に近い男に相談するのが一番多いかな。

司会者:具体的には、どういう男性なら「相談したい」と思いますか?

山崎:やっぱり説教じゃなくて、会話をしてくれる人ですよね。

高瀬:女の感情を理解してくれる人じゃないとね。一般論で丸め込まれたり、いいことばっかり言われても全然納得できない。

山崎:確かに、女の感情を理解してくれる人じゃないとダメだわ。私、社会人になったばっかだから、仕事の相談とかよく男友達にするんですよ。そうすると、なんか、上からものを言うような答え方をされることがあって、ムカつく!

吉田:それ、わかる! 私も将来やりたいことについて相談したら、「そうなりたいからには、これこれこうしないと絶対にダメだよ。だからムリだと思う」って言われたことがあって。そういう男には二度と相談したくない。

高瀬:男って、まず否定から入るよね。特に恋愛相談すると、ひと通り話を聞いたら、「そんな男別れれば?」って即答。「私の話を聞きたくないんだ」って思っちゃう。

山崎:女の子って、正直、話を聞いてもらいたいだけじゃない? だから黙って聞いてればいいんだよ。たまに真剣にアドバイスしてくる男とかいるけど、それはそれで偉そうでウザい。オメーの意見なんて聞いてねーんだよッ!

司会者:そうだよね……。じゃあ、相談相手と何か発展しちゃうことなんてないのかな?

吉田:そんなことないよ。私の友達で付き合っているコたちいるし、私も地元の相談相手のこと、一度好きになりましたよ。

山崎:私はない。自分が寂しいときに相手の都合を無視して長電話とかできる男が欲しいだけかな。

吉田:キープか。

高瀬:私の場合は、ヘコんでるときに、優しくされるとコロッといっちゃうときはあるかな。

吉田:どんなふうにされると?

高瀬;とりあえず、悩みを相談して「でも、やっぱり」とか「だけど」とか否定形の言葉が出たらその時点でNG。まず、黙って話を聞いてくれて、それで、「オマエはいい女だから、大丈夫だよ。心配すんな」と、褒められたら一発だね。聞いて、褒めて、褒めて、慰めて酒でも呑ませときゃ、付き合えるかどうかは別としても、絶対に1回はヤレると思う。

山崎:簡単だなぁ(笑)。恋愛相談に関しては、女友達に相談するとウザがられることが多いから、男に相談するっていうのもあるよね。女友達には嫌われたくない。】

〜〜〜〜〜〜〜

 もうなんだか、言いたい放題というか、【聞いて、褒めて、褒めて、慰めて酒でも呑ませときゃ、付き合えるかどうかは別としても、絶対に1回はヤレると思う。】なんて件は、男のライターが脳内でやっている座談会なのではないかと非常に疑わしいのですけど。
 しかしながら、この座談会の記事のなかには、確かに、耳に痛い内容も書かれているような気がします。
 【男って、まず否定から入るよね。特に恋愛相談すると、ひと通り話を聞いたら、「そんな男別れれば?」って即答。「私の話を聞きたくないんだ」って思っちゃう。】
 とか言われると、「ええっ?」と驚きませんか?あれって、「そんな男別れれば?」って言ってほしいんじゃないのかね。でも、率直に言うと、そういう悩み相談をされるのって、聞き手にとっては、けっこうめんどくさいものではあります。そのうえ、真剣にアドバイスしたりすれば「それはそれで偉そうでウザい」とか「オメーの意見なんて聞いてない」なんて思われてしまうこともあるみたいだし、ほんと、それこそ「下心」でもないかぎり、悩み相談とかされるのも困りますよね。
 でも、他人と話をするときに「否定から入らない、否定形の言葉をなるべく使わない」とか、「上からものを言わない」なんていうのは、意識しておいて損はないことかもしれしれません。それはもう、男女関係にかぎらず、そういう人と話をするのって、やっぱり気乗りしないものですから。

 それにしても、「女友達に嫌われたくないから、男に相談する」なんてこともあるのですね。そう言われてみれば、同性の友達って、「一生もの」であり、「何人いても困らない」ものではありますし。

 異性の友達、とくに「男友達」って、なんだか悲しい存在です。