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2006年01月07日(土)
「どのトイレに入るかで子どもの性格を知る」

「必ず誰かに話したくなる心理学99題」(渋谷昌三監修、岡崎博之編・著:宝島社)より。

(「幼少期心理編」のうちの1題です)

【どのトイレに入るかで子どもの性格を知る

「学校でトイレ(個室)に入るとき、どこに入るの?」
 ちょっと変に思われるかもしれませんが、機会があったら子どもに聞いてみてください。
 奥と答えたら、あなたの子どもは自分の時間や場所を大切にするマイペース人間です。環境の変化になじめないところがあるので、転校の際などには注意が必要です。
 真ん中(あたり)と答えた子は、警戒心と適応能力のバランスがとれたノーマルタイプの子どもです。
 そして、入り口の近くと答えた子は、警戒心が強いものの、新しい環境にもすばやく順応できる柔軟性を持った子どもです。
 ちなみに、日本で行った実験によると、興味深いことに男性と女性とでは遊び方が異なることがわかりました。男性の場合は一番奥を選ぶことが多く、女性の場合は中央付近を選ぶ人が最も多いという結果が出ました。
 男性が一番奥を選ぶ理由は「なわばり」を守りたいから。男性は女性よりも広いなわばりを持ちたがる傾向があります。そのために奥のトイレを使い、安心を得ようとするのです。】

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 僕の記憶の限りでは、学校でトイレ(個室)に入った記憶って、ほとんど無いんですよね。そもそも、今から20〜30年前くらいって、男が個室に入っているのが同級生に見つかると、「ウンコ野郎」として、かなり同級生とかにバカにされていたような。今ではそんなことはないのかな。もちろん女子の場合は、昔も今も、個室を使わないわけにはいかないでしょうけど。
 子供の頃はさておき、僕も基本的に奥のほうを使うという傾向があるような気がします。これは個室だけではなくて、小用を足すときでも、手前の便器が空いていても、ついつい奥のほうを選びがちです。他の人のことを考えてみても、全部空いている状況なら、一番手前を使うのが合理的なはずなのに、意外と一番手前に行く人って、少ないですよね。
 労力のムダなはずなのに、めんどくさがりやの僕が奥に行ってしまうのには、こういう心理が隠れていたのか、となんとなく納得してしまいました。確かに、入り口に近いと、なんとなく落ち着かないような気がします。そうか、あれは犬の「マーキング」と一緒なのか…「環境の変化になじめない」っていうのは、確かに当たっているしなあ。
 しかし、この心理テストの最大の難点は、親に「学校でトイレ(個室)に入るとき、どこに入るの?」なんて聞かれたら、たいがいの子どもは面食らってしまうことではないでしょうか。だいたい、子どもというのはそういう排泄系に関して敏感に反応しやすいところがありますし、いきなり親からそんなことを聞かれたら、ショックを受けるか反発するかだと思うのです。そこまでして、この「たった3つの類型」のどれかに自分の子どもを分類する必要性があるのかどうか…別に、こんなこと確認しないでも、転校のときは注意してやれよ!という感じです。
 でもまあ、大人が「人間観察」に使うには、けっこう面白い話かもしれません。僕に関しては、けっこう当たっている気がしますし。