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2003年09月28日(日) ■ |
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オトコの深層心理を浮き彫りにする、戦慄の心理ゲーム! |
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「愛のトンデモ本」(と学会著・扶桑社)より。
(心理学者・齋藤勇さんの著書「心理ゲーム恋愛編」(ネスコ・文藝春秋)に対するツッコミの文章です)
【このような質問がある。
《◆か・つ・こ・ほ・ふ・す・う・ゆ・ぬ・く・し・い
一番美しいと思うひらがなは?》
この質問で何を調べようというのだろうか? その解説はこうである。
あなたのロリコン度はどのくらい?
(中略)
選んだ文字によって、その人の好みの女性像が見えてきます。
い・こ・う……ロリコン つ・く・し……超ロリコン ほ・ぬ・ふ……妖艶タイプ ゆ・か・す……年相応 】
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この本の解説によると、「画数が少なく、空間的にも小さい文字を美しいと答えた人は、女性の未成熟なういういしさに好意をもつ人です」ということなのだそうです。 それとは逆に、「ほ・ふ・ぬ」など画数も多く、空間的にも大きな文字が美しいと答えた男性はロリコンとは逆で、妖艶でセクシーな円熟した女性が好きなタイプといえます」だそうです。
もちろん、この齋藤さんの本の内容について、統計学的に調査したとかいう記述はなく、洒落の範囲なのかもしれませんが、それにしても…という気がします。 だいたい、ひらがなに「美しさ」とか、好き嫌いなんてのがあるのかどうか? 自分や好きな人の名前に含まれている文字に愛着がある人もいるかもしれませんが、普通、あんまり意識したことはないと思うのです。
いくらなんでも、この本は極端だと思われるかもしれませんが、僕たちが大好きな心理ゲームというのは、せいぜい星占いや血液型占いと同レベルのものなのではないかなあ、という気がします。 人間の性向なんて、何種類かの類型的なタイプに、そう簡単に分類できるわけではないですし。 ましてや、星座占いなんてのは、1億2千万人が、12種類の運命にキッチリ分けられるわけでもなく。 でも、そう言いながらもなんとなく、「B型の人とは気が合わない」とかいうのと同じように、心理学者の言うことだから…と信じてしまっている人もいるんじゃないでしょうか? 新聞の星座占いなんて、朝読んだら、その日に何が起っても当たってるような気がするし、夜に読むと全然当たっていなかったりするものです。
そういえば、先日、TV番組で細木数子さんが出演されていたとき、出演者のたくさんの芸能人に「あなたは大きなカネを掴む!!」と言っていたのには、大笑いしてしまいました。 まあ、大勢の人にそう言っておけば、誰か大金持ちになって「ありがとうございました」ってお礼してくれますからねえ。外れた人は「占いだから」って文句の言いようもないし。
大事なのは、言っている内容よりも「心理学者が言っている」とか「細木さんが言っている」という理由で、それが正しいと思い込んでしまう人がいること、なんですよね。
それにしても、単純に考えて、男の半分は大なり小なりロリコンなんでしょうか? う〜ん、それは確かに、そんな気もしなくはないかも…
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せっかくなので、ちょっと宣伝させてください。 (たぶん、ココにこんなに人が来ることは2度となさそうなので)
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