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2002年12月25日(水)
2002年生まれの子供の命名ランキングに思う。


時事通信の記事より。

【明治生命保険は25日発表した2002年生まれの子供の名前調査によると、男の子は午(うま)年にちなんだ「駿」が、女の子は「美咲」「葵」がそれぞれトップとなった。男子は、「翔」「拓海」(各2位)、「翔太」「颯太」(各5位)が上位に並び、スピード感や雄大さをイメージした名前が人気だった。女子は「美咲」のほか「美羽」(4位)、「美優」(6位)など、美しさにプラスアルファを求める思いを込めた名前が目立った。】

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 ちなみに、この毎年明治生命が行っているアンケートでは、
大正元年の1位は、男の子が「正一」、女の子は「千代」。
昭和元年の1位は、男の子が「清」、女の子は「久子」。
平成元年の1位は、男の子が「翔太」、女の子は「愛」。
ということでした。

 僕が生まれた昭和46年の男は、1位が「誠」2位が「哲也」3位が「剛」です。
 なるほど、勝負師伝説の「(阿佐田)哲也」とか(これは「朝だ徹夜だ」からきたペンネームだそうで、しかも、阿佐田さんは、かなり年上だから別?でも、名前を考えたときに影響はあったのでは),小室さんとか(哲哉だから、漢字違いですが)、SMAPの草なぎさんとかは、多少前後するものの、当時流行の名前だったわけですね。
 でも、意外と人気上位の名前の有名人って、少ないような気もするなあ。

 名前の流行というのは、やはり世の流行を反映しているようなところがあって、「駿」は宮崎監督かな、とか「美咲」は伊東さんかな、とか、ついつい考えてしまいます。
 そういえば、最近の名前は、音から入る名前が多くて「樹里亜」ちゃんとか、「真理菜」ちゃんとか、それは、音はともかくどういう意味?と思ってしまうことが多いのも事実。
病院の外来で、「さて、この名前はどう読めばいいんだろう?」と悩むことも多いです。

 「宇宙」と書いて「そら」ちゃんとか、ああ、ガンダム観てたんだなあ、と。
 
 この名前のランキングから考えると、今の時代に求められることは、男性には機動力、女性には美しさということなんでしょうか?
実際は、名前の種類は本当にたくさんあって、1位といっても、そんなに多くの割合を占めているわけでもないですし、子供の性格がそれぞれであるように、親が子供の名前に籠める願いも、けっして型どおりのものではないんでしょうけれど。

 しかし、ときどきあるんだよなあ、あまりに狙いすぎていて、この名前だと、幼稚園でからかわれるんじゃないのかなあ、っていうのも。