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2002年09月28日(土)
2002年9月28日。


「九州ウォーカー」2002.No20より。

(歌手・UA(ウーア)さんのインタビューより抜粋)

【UA「私、コンピューターとかテレビとか怖いときがあるんです。なんで勝手に動いて文字が出てくるのかなとかって思うと。それと同じで私は偶像崇拝って嫌いなんですよ。本当の神様は自然の中にあると思っているから。私自身は石ころみたいなもんですよ、今も」】

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 後半部分は、個人個人の価値観の部分なので、コメントできないのですが、前半部分について。
 僕も、機械って怖いと思うことが、今でもときどきあります。
 たとえば、車を運転しているとき、自分を囲んでいるこの鉄板がなかったら、どんなことになるんだろう、とか考え始めると、不安で仕方がなくなるときがあります。まあ、それは発作的なもので、すぐに気にならなくなって…の繰り返しなのですが。
 コンピューターとかテレビというのは、番組を作っている人間やホームページを作っている人間がいますから、そんなに怖くはありません。
 どうして、こんなふうにリアルタイムに映像を送れるんだろう?って、疑問に思うときはありますけどね。
 ただ、ときどきものすごく怖くなるのは、「はたして、この画面に映っているのは、真実なんだろうか?」ということです。
 テレビやパソコンの画面のなかの出来事は、目には見えても、自分の手では触れられない。
 事故や災害の現場や、感動のシーン。落ちる寸前の飛行機からだって、僕たちが生中継の映像でみることは可能なのです。
 報道でどんどん目に映る範囲は広がるけれど、手の届く範囲はそんなに変わっていない、というのが現代社会。
 映画「マトリックス」じゃないけれど、僕たちが観ている映像は、ほんとに「事実」なんだろうか?って、思うことないですか?
 こんなことを考えてしまうのは、事実と思いたくないことが多すぎるからなんでしょうか。