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2002年08月30日(金)
2002年8月30日。


「WIRED」のコンピューターニュースより。

【18年間、マシンを起動した際にマック・ユーザーを出迎えてくれた笑顔のアイコン「ハッピーマック」が死んでしまった。
米アップルコンピュータ社の新バージョンのオペレーティング・システム(OS)『ジャガー』(マックOS X v10.2)では、このアイコンが、落ち着いたグレーで描かれたアップル社のロゴに置き換えられているのだ。
ハッピーマックの「逝去」に対しては、瞬く間に、このアイコンに愛着を感じていた一部の熱狂的アップル・ファンたちか ら広く哀悼の意が捧げられることとなった。】

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 あのアイコン、「ハッピーマック」っていうんですね。最初に「ハッピーマック死す」とのニュースを聞いたときは、マクドナルドの新メニューが中止になったんかいな?と思ってしまいました。マックフリークの皆様、ごめんなさい。
 僕がはじめてマックというパソコンに触れたのは、大学4年のときで、いまからもう、10年くらい前の話になります。当時のマックは、マッキントッシュ・クラッシックの時代。四角くてコンパクトな本体とディスプレイ一体型の白黒画面のカッコいいコンピューターでした。当時は、まだPC9801シリーズからMS-DOSへの移行期で、マウスだけで操作できるというマックは、まさに驚愕の先進コンピューターだったのです。
 実習で、その憧れのコンピューターに(なにしろ、マックが導入される前は、FM8をずっと使っていたんですから)電源を入れたとき、画面でニッコリ微笑んでいた小さなマックの姿、なんとなく記憶に残っています。それは、まさに憧れの象徴。
 いつか自分のマックが買える身分になりたい、と心から思ったものでした。
 それから時は流れ、自分のマックを手に入れたのですが、あのハッピーマックは起動の遅い時代の良い話相手だったような気がします。
 固まったときの「泣きマック」には、ついつい、「泣きたいのはこっちだ〜」と愚痴ってしまったこともあったっけ。
 パソコン自体が一般的になってしまって、小学生にでも操れるようになってしまった昨今では、「ハッピーマック」の醸し出す「親しみやすさ」は、もう必要ないのかもしれません。でもなあ、やっぱり、君がいないと寂しいよ…
 
と書いている僕が今使っているのは、ソニーのバイオ。
ごめんよ、ハッピーマック。