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2002年08月28日(水)
2002年8月28日。


「西日本スポーツ」8月28日号の秋山選手(ダイエー)引退特集の記事より抜粋。

【「パパはあしたで卒業だよ」ユニフォームを脱ぐ前日の25日、秋山は娘の真凛ちゃんに自らの引退をこう告げた。すると、娘のヒトミが見る見るうちに輝いていった。「ひまになったんだね。これで、パパと遊びに行けるね」幼い娘の反応は正直だ。遠征が多く、家をあけがちの父親と時間を共有できることへの素直な喜びだった。それは父も同じだ。】

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 秋山選手、お疲れ様でした。まさに走攻守の3拍子そろった名選手だったと思います。個人的には、西武時代の日本シリーズで、広島との対戦の中、ホームランを打って、ホームベースの前で宙返りをしてみせた姿が忘れられません。まあ、それは広島ファンである僕にとっては、なめやがって、コノヤロウ、という印象であったのですが。
 まあ、それはさておき。
 僕たちは「引退」というと、とかくネガティブなイメージを持ちがちです。言ってみれば人生おしまい、みたいな。
 でも、この真凛ちゃんの言葉を聞くと、野球選手にとっての「引退」は、ある意味、家庭生活への「復帰」でもあるのかなあ、と思います。
 きっと、いままで、お父さんはシーズン中はほとんど家に帰ってこず、寂しい思いをしていたんでしょうから。まだ6歳の娘さんにとっては、お父さんと遊びたい年頃。いつかは、お父さんなんかキライ!という日も来るでしょうし、秋山選手も野球の世界で指導者として、また家に帰れない生活に戻る日が来るのでしょうが、とりあえず、今、こうして家族に秋山さんが復帰できるということは、彼にとって大事なことなんじゃないでしょうか。
 福岡ドームで、人一倍多くの歓声を受けていた彼の姿が観られなくなるのは、ファンにとっては、とっても寂しいことではありますが。