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| 2002年08月26日(月) ■ |
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| 2002年8月26日。 |
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8月26日の日刊スポーツの紙面より。
【懐かしのアイドルグループおニャン子クラブが15年ぶりに再結成され、25日、都内でシングル「同級生」などのレコーディングを行った。最大で52人いたメンバーのうち、国生さゆり(35=会員番号8番)新田恵利(34=同4番)ら14人が集結。大所帯アイドル集団のパイオニアとして「モーニング娘には負けたくない」と、相変わらず元気いっぱいだった。 レコーディングも息がぴったり。「夫と2人で練習して臨みました」という国生は「1人1人が加わることでおニャン子の歌になってくるんですよ」とうれしそう。名越美香(36)も「おニャン子ってちょっとすごかったのかもー」。モーニング娘。に対する対抗意識について質問されると、内海和子(35)は「子供世代のアイドルはやっぱりモーニング娘ですよね。でも、5歳の娘のためにもモーニング娘には負けたくないな」と力強くライバル宣言。ほかのメンバーから「おお」「すごい」とどよめきと爆笑が起こり、楽しい同窓会そのものとなった。 過去のライブ映像などを編集し、今年4月に発売された5枚組みDVDも大ヒットし、今回のシングルは復活第2弾。おニャン子としての今後の活動の可能性について国生は「あるといいですね」。「ファンの人が今も年に1回ビデオコンサートを開いてくれていたりする。応援してくださる人がいる限り、おニャン子は続きます」と笑顔で話した。】
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おニャン子クラブ、現在30歳の僕などは、「直撃世代の少しだけ下くらい」なのです。 当時のおニャン子の人気といえば、それはもうものすごくて、メンバーがレコードを出せば必ずオリコン1位となり、教室でいきなり「会員番号8番!」と聞かれれば「国生さゆり!」と答えられないとバカにされるという世界でした。 残念ながら、僕自身は当時、全寮制の男子校に通っていたため、ほとんどリアルタイムで「夕やけニャンニャン」という番組を観たことはなかったのですが。 ただ、当時を知る人間として言わせてもらえば、5枚組みDVDが大ヒットしたのはわかるのです。それはもう、若い日の思い出でもありますし、当時欲しかった物をお金が自由に使えるようになって取り戻したい気持ちもあるし。 僕たちが会いたかったのは、たぶん、記憶の中の「おニャン子クラブ」で、普通のおばさんになってしまった彼女たちに商品としての希求力があるかといわれたら、ちょっと厳しいというか、かえって、あんまり見たくないような気もします。 工藤静香とか渡辺満里奈のような、「現役芸能人」は本人の意思かどうかはわかりませんが、再結成メンバーからは除かれているようですし。 ただ、ひとりの同世代の人間としては、こういう企画に同窓会的な勢いで集合して、昔の恩讐を越えて仲良くレコーディングしている様子なんていうのは、ほほえましいなあ、いいなあ、とも思うのです。彼女たちの大半は、「普通のおばさん」になってしまったようだけど、芸能界から離れて「普通の」おばさんやってるのも大変なんだよなあ、ということは、同世代の人間として、わからなくもないですし。 とりあえず、みんな(じゃないかもしれないけど)元気でよかったよ、うん。だからといって、新曲を買おうとは思いませんけどね、申し訳ないけど。
でも、ほんとうに見たくないのは、「おばさんになった彼女たち」じゃなくて、おっさんになった自分のことなのかもしれないなあ。
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