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| 2002年08月23日(金) ■ |
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| 2002年8月23日。 |
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毎日新聞の記事より。
【武部勤農相は21日、日本ハムが決めた大社義規(おおこそよしのり)会長(87)が名誉会長に就任する処分に対し、「名誉会長や最高顧問を設けるのは理解できない。国民の理解を得られない」と厳しく批判、大社会長らに完全引退を求める考えを示した。
農水省が近く解除する見通しだった日本ハムの牛肉販売の自粛指導についても「消費者が納得するように、日本ハムの(経営改善の)方向性がきちんと出なければ、安易にできるものではない」と、慎重な考えを強調した。日本ハムは20日、大社会長が名誉会長に、鈴木茂雄副会長(87)が最高顧問になり、いずれも代表取締役を退く処分を発表した。しかし、農相の強硬姿勢で、処分見直しは避けられない情勢だ。】
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農相の毅然とした態度、テレビで観ていて感服しました!なんてね。 たぶん、インタビューに嬉々として答える彼の姿をみて、大部分の人が「日本ハムの責任者への処分が甘いというのはわかる。でも、それは武部さん、あなたが偉そうに言うことかね?」と思ったのは間違いないと思うのですが。 武部さんといえば、先日のBSE(狂牛病)問題の際に、各方面から辞任を要求されたのに「私は、職務をまっとうすることによって責任を取る」と仰って、大臣の椅子にしがみついていた人です。 最高責任者が辞任によって責任をきちんととるべき、なら、あなたが今、大臣であること自体が異常なのでは。 日本ハムの経営陣も、お前だけには、そんなに偉そうに言われる筋合いはない!と言い返してやりたい気持ちがあるんじゃないでしょうか。 まあ、この人は極端な例だと思いたいですが、世間には、自分のミスには寛容だけど、他人のミスには厳しい人って、けっこういますよね。自分は借りた1万円を忘れたふりしているくせに、人に貸した1000円のことは、ブツブツ言うような人。 攻撃力は強いけど、防御力はない人、とでも言ったらいいのかな。 だいたい、そんな日本ハムの偽装工作を見抜けなかったこと自体については、農相には責任がないんでしょうか? まあ、なあなあになってしまって、「俺もやめないから、お前もいいよ」という雰囲気になってしまっても、それはそれで困ったものではありますが。汚い言葉ですが「目くそ耳くそを笑う」というのを思い出してしまいました。 それでも大臣。居直った者勝ち、なのかなあ。
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