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| 2002年08月16日(金) ■ |
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| 2002年8月16日。 |
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毎日新聞の記事より抜粋。
【バカンス・シーズン真っ盛りのイタリアで、飼い主がビーチやホテルに同伴できないペット犬の道路などへの置き去りが続出し、社会問題化している。今夏、各地の高速道路沿いには、ボランティア約1000人で構成する「ペット警察」が出動して監視活動を強化。検問で車内のペットの耳や足にある法定登録番号と車のナンバーを確認し、飼い主に「不心得」を止めさせようと懸命の努力を続けている。 ANSA通信などによると、昨年夏、イタリア国内では犬などのペット約15万匹が高速道路わきに捨てられ、その8割が車にひかれて死亡した。路上の動物を避けようとして起きた事故も年間約4000件にのぼり、昨年は約20人が死亡した。 イタリアでは犬のふんの後始末などに関する規制が自治体によってまちまちで、飼い主のマナーも乱れがち。このため、行楽施設では衛生面の問題から犬の同伴を禁止せざるを得ない状況で、バカンス中に捨て犬が急増する原因になっている。】
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人間にとってはバカンスでも、ペットにとっては流刑の旅ですね、これでは。 僕は疑問に思うのですが、果たして、自分のペットを途中で捨てたりするようなバカンスで、本当にリフレッシュできるんでしょうか?普通、罪の意識でバカンスどころじゃないと思うのですが。 そういう切り替えのはやいところが、イタリア人気質なのかなあ。 カツアゲでドラクエを手に入れた中学生が、前にいましたよね。彼は、家で奪ってきたドラクエをやっていて、そこに出てくる悪党が悪さをしている姿に自己嫌悪に陥らなかったんでしょうか。 それと同じように、自分のペットを捨ててバカンスなんて、楽しくもなんともないと思うんだけどなあ。それとも、「あ〜ジャマな犬もいなくなって、せいせいした」とか思って楽しんでいるのかなあ。 それにしても、高速道路の脇にわざわざ捨てなくても…とは思います。 いろんな事情で、ペットが飼えなくなってしまうことがあるというのはわかります。そう簡単に、もらってくれる人だっていないでしょうし。 それならそれで、飼えないなら自分の手を汚すのも、飼い主の責任なのではないかと。 自分では優しい人間のつもりでも、ペットを捨てる罪と、他の人に迷惑をかける罪を2重におかしてしまうわけですから。
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