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2002年08月11日(日)
2002年8月11日。


「空想科学漫画読本2」(柳田理科雄著・日本文芸社研究員)の82ページ、欄外の解説より抜粋。

【キュウリ〜ウリ科の植物。完全に熟すると長さは60cmから90cmに達し、黄色くなる。ここから「黄瓜」の名前がついた。われわれは、熟する前の若々しいキュウリを食べているわけだ。ときどき、まだ花のついた小さなキュウリを「完全に育たないうちに食べるのはカワイソウ」といって敬遠する心優しい人がいるが、科学的には大同小異である。】

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 僕たちがいままで食べていたキュウリというのは、まだ熟する前だったんですね。
 「まだ小さいからカワイソウ」といえば、釣りをするひとは、釣れたまだ小さい魚を「カワイソウ」ということで「大きくなったら、またおいで!」とか言って放してあげたりしますよね。まあ、魚にとっては「誰が行くか!」という感じでしょうけれど。
 でも、あの行為の中には「自然を守る」という意識のほかに、「こんなに小さいと、骨ばっかりで身も少ないし、食べても美味しくないもんなあ」という意識も含まれているような気がします。
 小さいほうが、若い方が美味しいもの(たとえば、羊なんかは、仔羊のほうが臭みがなくて美味しい、なんてことをよく言いますよね。若くてカワイソウ。なんて話はあまり聞きませんし)については、意外とカワイソウという意識は働かないものなのかなあ、と。
 もっとも、羊なんかは、目の前で肉になる姿を見なくてすむから、あまり実感できないだけなのかもしれませんが。