原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2005年07月23日(土) 今日〜明日

今日。

GIDしずおか第4回フォーラム。
たくさんの人が来てくれるといいな。

明日。

静岡県知事選挙投票日。

それと。
SRSしてから4年目の「誕生日」。
執刀医の先生が医療事故(麻酔ミスで患者死亡)で書類送検されてしまったりして、もはやあんまり「おめでとう」とも言えない気も。
(いや他にも理由はあるんだけど……女として……)

ともあれ、気を抜かず、かといって気構えすぎず、2日間をすごそう。

2005年07月21日(木) 「MP4」って?

あれれ? 「MP3」だと思ってUPしたファイルが、実は「MP4」って何よ?
http://www.jackies.jp/music/Track%20No02.mp4
聴けます?>ためしてみた人
(うちのPCだと、なんかMP3とは違うプレーヤーが開いてPlayボタンを押されるのを待ってくれます。けどなんでこんなに違うの?)

……自分では何ひとつ調べもしない、というのではあまりにも無責任なので「MP4」でぐぐってみたら、こういうページをハケーン:
アップル-Quicktime-ダウンロード

Mac向けみたい?
???でも「MP3」はWindowsでもふつうに聴けるのに、なんで「3」が「4」になるだけでいちいち「Quicktime」なの?
わからな〜〜〜い\(>_<)/

2005年07月19日(火) MP3を試しにUP

炉辺人セッション(里花=Xaphoon)
ためしにUPしてみた。
聞けるんだか。

2005年07月16日(土)

……で、けっきょく「先行投資」だけなわけ?

投資したら、ちゃんと回収しろよ。

2005年07月12日(火) 自己評価を上げる

☆お風呂には毎日入る。←これ、意外と重要。自己評価が下がってる時って、たいていお風呂に入らなくなるもん。「きったねー」「ふん、どうせわたしゃきたねーよ」みたいないじけた気分、満喫。それじゃいけないx

☆最低限のお化粧はする。←顔が黒くなるほど「男に見える」。

※あ、最近わたし「無理にオンナぶるのは止めた」んだけど。
わたしはわたしでいい。
ただし、それが「自分を捨てる」ことになるのは、NG。
(あ、でも↓の写真は「すっぴん」です)

☆ちょっとはおしゃれする。↓こんなの買った。(画像をクリックすると倍の大きさの画像が開きます)
和風タンクトップ

アップリケ

売っていたのは七間町にある「江戸っ子」という布屋さん。
紺も買った。

で、気がついたんだけど。
今年になってから、ファッション系のことに注意を払うのを、すっかり忘れていた。
これから取り戻そうっと。

お師匠さまには「見かけに金かけるのはもったいない」と言われたことがあったけれど、見かけもそれなりにしないと自己評価が保てないほど薄っぺらなんだから、仕方ないじゃない、と思う。

「自分らしさ」というのは、ただ何もしないで放っておくことではない。
自分についてより安心して自信を持って生きていくためには、それなりに「作る」ことも必要なのだ。
(この部分はお師匠さまに言われたのと同じ)

……で。
その「お師匠さま」に愛想つかされてしまったみたいだったから、半ば自暴自棄(やけ)になってなりふりかまわない、みたいになってしまっていたけれど、彼のため「だけ」にわたしが存在するわけではなく、どんな関係があってもなくても、わたしはまずわたし自身のために存在するのだ、と思い当たったのだった。

わたしは、頭を高く上げて歩いていかなければならない。いや、歩いていきたい。生きたい。

2005年07月06日(水) Re2: 楽器を売った! 好きです「田中宇的妄想」

★1: Re2: 楽器を売った!
★2: 好きです「田中宇的妄想」



★1: Re2: 楽器を売った!

2005/07/01のつづき。
言い訳オンパレード。

かなり最近まで、APXはフラットワウンドの弦を使っていた。
ふつうのエレベ弦はラウンドワウンドといって、巻き線の断面が丸くて弦の表面がざらざらしているのだけれど、それに対してフラットワウンドは弦の表面がつるつるになるように四角い断面の巻き線を使っている。
フラットのほうがラウンドよりもグリッサンドがしやすいので、フレットレスベースには合っている……
と思っていたのだけれど、音色はしょぼいし(自分のせいじゃなくて弦のせいで)音程がゆるいのが気持ち悪くて、APX自体をあまり弾かなくなっていた。

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わたしは、音色によって楽器を弾き込んだり弾かなくなったりするところがある。
東京に住んでいた頃、友人(というか「先輩」?)からK.Yairiの10万円くらいするギターをしばらく貸してもらっていたことがあった。
本当にきれいな音の出る楽器で、わたしは毎日のように弾いていた。
当たり前かもしれないけれど、良い音の出る楽器は、それの音が聞きたいからよく弾くようになる。
で、その間にわたしは(これでも)だいぶギターが上手になった。
それを返してしまった後は、また元の「Morris W-18(買った当時は名前のとおり『1万8千円』だった)」を必要に迫られて弾いていたけれど、
「わたし別にギタリストになりたいわけじゃないも〜ん」
とうそぶいて、まともな練習はほとんどしなくなってしまった。
まあ、そうは言っても「必要に迫られて」弾いているうちに、楽器そのものは値段と比べたら断然お得なほどに良く鳴るようになってくれたんだけど。

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(Yairiがわたしに合わなかった理由を「人のせいにする」のを抜いて書き直すと、こんな感じ↓)
一昨年買ったK.YairiのYB2-FEは、わたしにはなんだか「肌に合わない」感じのする楽器だった。

・弦高が高い
・スケールが短い
・ボディにカッタウェイがない
(↑この3つの理由で、わたしにとってはすごく弾きにくいのだった。
もちろんかなり練習はしていたのだけれど、ずーっとエレベだけを弾いてきたわたしの手には、いつまでたっても馴染んでくれず、ただいらいらさせられてばかりいた)

・ギターと同じような音色
(↑これはかなり気に食わなかった。
まるで「ギターの7弦、8弦」みたいな音しか出ないのは、根っからのベーシストとしては「ベースなんてしょせんギターのおまけ」と言われているようで嫌だった。
それがやりたければギターアンサンブルでもやれば?と言いたくなってしまう。
入り込めば面白いのかもしれないけれど、今のところわたしは「ギター・マンドリン部」をやりたいわけじゃない)

・フレット音痴だった
ネックのセッティングの問題だったのかもしれないけれど、「4弦で特に狂う」ということはネックに反りだけじゃなくてねじれもあるっていうことで、それってはっきり言って致命的。
しかも、お金出してちゃんと調整してもらう気にもなれなかった。(微妙なチョーキングとかである程度は解消できるし)

ああ、なんていうこと。
わたしはYairiを愛することができなかったのね。

ていうか、ネックのセッティングについてはAPXのほうがずっとうまくいっていた。
もっと言えば、ふつうにエレベと同じようなセッティングだった。
(その点、Godinと似ている)

……
で、とうとう売っちゃった。
かなり良い査定を出してもらって受け取った金額のほうが「価値がある」と思えた。
ということは、売って正解だったんだよね。



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APXをあまり弾かなくなっていた理由はもう一つある。
それは(今度は弦のせいじゃなく)「正確な音程がとりづらい」ということ。
でも、それって練習を重ねれば解決できる問題じゃーん。
それができなかったら、コントラバスなんか弾けるわけないじゃーん。
でも、ある人から「おまえ音程悪いよ」と言われて、……ああそうか、わたしそれで傷ついてしまったんだ。
だからYairi=フレット付き!を買って「これならいいでしょ?」と尻尾を振ってしまったんだ。

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だんだん気づいてきた。
わたし、ギターはフォークギターしか弾かない(エレキは買ったことがない)けれど、ベースはエレベしか弾けないんだ。

いやいや、コントラバス(ウッドベース)はいつか必ず手に入れてしっかり弾きたいと思うけれど、「フォークギターみたいなセッティングのベース」だけは「違う」のだった。

いやいや「フォークギターみたい」でもいいんだけれど。
まだ弾いたことないけれど、Martinのアコベはずっと弦高が低そうだし。
Yairiはそれとも違っていた。
強いて言えば「クラシックギターを習った人が泣く泣くベース担当にまわされた」という感じの楽器だった。

わたしは(ポール・マッカートニーと違って)最初からベースを弾きたくてベーシストになった人なのだ。
「元々はギター弾いていたんだけれど、ベースがいない(など本人の希望にそぐわない事情の)せいでベースにまわされた」
という雰囲気が漂うこと自体、許せないのだ。

他人だったら、別にかまわない。
ふだんギターを弾いている人が、ベースを上手に弾くのは良いことだと思う。

でも、わたしは違う。
「ギターは下手くそだけどベースはいちおうまともに弾ける」
それが、わたしの姿なのだ。

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ああ、くどくどと。
そんなにYairiを売っ払ったことに罪悪感があるのか。

えーーーーい!!
だからこそ、APXにブロンズ弦を張って、一生懸命練習するんだーい!!

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★2: 好きです「田中宇的妄想」

久々に田中宇の国際ニュース解説をちゃんと読んだ。

世界を揺るがすイスラエル入植者

悪口で「田中宇的妄想」というのをどっかで見た(確か2ちゃんねるだったかな?)。
でも、わたしには根拠の薄い「妄想」とは、とても思えない。
そういうことにしたいのは、戦争大好きな右翼系の人たちなのでは。

まあ、わたしもたまに「何考えてるの、田中さん?」と言いたくなることもあるけど、かなりの確率で「やっぱりね」と思わされる。
「世界史はとらなかった(だから知らない)」とか「歴史って覚えることが多くて面倒くさいじゃん」とか言ってる人たちにはわかりにくいかもしれないけれど、ある程度歴史の法則性がわかっていれば起きている出来事の必然性も見えてくるのだ。
残念ながら、それをわかりやすく説明できないわたしも「わかっている」とは言えないのかもしれないけれど、少なくとも「人は生まれて死ぬ」とか「嫌なことをされた人は怒る」とかいう程度のことは国と国の関係の中でもいろいろある。

少なくともテレビのニュースや新聞記事なんかだけでものごとを判断してはいけないと思う。
っていうか、最近テレビニュース見ても腹が立つばかりでいいことない。
(だいたい、テレビニュースの並べ方があまりにも作為的で、視聴者に偏見のある思い込みを促す意図があるとしか思えないことが最近特に多くなってきた。
一度NHKに電話かけてそれを確かめてみたら「そんなつもりは全くない」という返事が返ってきて、これはなおさらやばい、と感じた)
だから、テレビのニュースはできるだけ1日に1度しか見ないことにしている。
(時々、ニュースに「頭が持っていかれる」ことがある。これはかなり危険な症状だ)

さてと、↑読んだ記事には実はそれよりも前の部分があったので、それを読んでみよう。
イスラエルとロスチャイルドの百年戦争

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2005年07月05日(火) 本当のことって〜音楽とコンプレックス

★1: 本当のことって
★2: ギターを売った
★3: 音楽とコンプレックス(?)



★1: 本当のことって

@ケータイ

本当のことって、なかなか書けないものなんだね。

以下、いつのまにかかなりのネタばれも含みつつ。
(なので『バルバラ異界』を楽しみにしている人は、この先を読まないでね)

!!!!ネタばれ注意!!!!

!!!!ネタばれ注意!!!!

!!!!ネタばれ注意!!!!

!!!!ネタばれ注意!!!!


『バルバラ異界』のキリヤが、自分(わたし、里花)の息子(=自分にも、なんだけど)似ているような気がする、それだけで泣けてしまう、とか。

あのショウユ顔は、わたしも属している種族なんだ。

タカとモモタローの髪型が似ている。
これも同じ種族?
で、実は杏野丈さんがネタになってたりして。

「ジェノサイド(大量虐殺)が起きなかった夢」。
本当に、リアルのこの世界でも、わたしが生まれて物心ついてからニュースで知っただけでも、あれらの虐殺が起きていなかったら。
萩尾望都は実はこっそり、メッセージを送っているんではないのか。

あれっ?
キリヤ(タカ)は、明美さんの髪型だったのか?

世界を救う代償に、どんどん老化して死んでゆく青羽。
3世代の記憶が、彼女にとって唯一の救い。
彼女が茶菜と同化していたことで、菜々実も救われた……のかも。

100年先の自分の息子に、わたしは郵便を送ることができるかな?

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★2: ギターを売った

ギターを売った。
といっても、今までろくに弾いていなかったやつ。
モーリス・Tornade。
査定してもらったら、なんかかなり良い状態の楽器だったらしい。
しかもかなり弾き込まれてもいたようなので、前の持ち主は丁寧にじっくりと使っていたらしい。
(わたしは埃だらけなのをきれいに拭いて弦を張り替え、一度だけステージで使ったけれど後はほとんど弾かなくなってしまっていた)
丁寧に弾き込む人に、再び出会ってほしい。

あと、売ってしまいたい楽器。
彼女と二人で一緒にお金を貯めて買ったキーボード。
彼女はわたしと一緒に音楽をやることはなかった。
ていうか、わたしがなんか彼女を決定的に傷つけてしまって、彼女に「こいつ(=わたし)と一緒には音楽やらない」って決意させてしまったらしいんだけど。
わたしにしてみれば、いったい何がそんなにひどかったのかわからないし、彼女には裏切られた、と感じた。
一生愛していこうと思っていたけれど、音楽は別の誰かとでなければできないのか、と思うと寂しかった。

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あ。
ケータイでは文字数が限界。
つづきを、もしも書くならPCで。
(05/07/06追記:PCにて編集した)

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★3: 音楽とコンプレックス(?)

@PC

「音楽一緒にやる、やらない」ということを、急に詳しく思い出してしまったのには、たぶんわけがある。
今はここに詳しくは書かないけれど、きっとわたしは「やり直し」がしたいんだろう。
ふふ。どこまで行っても未練がましいやつ>自分

思い出すままに。
彼女と結婚してからちょっとの間、「もしかしたら一緒にできる音楽もあるかも?」という気がして、やってみようとしたことがあった。
けれど、わたしはまたもや彼女を傷つけてしまったらしい。
で、彼女はあくまでわたしの音楽活動を「見守る」だけの人となった。
わたしもそのことを受け入れ、そういうかたちでこの人と一緒にやっていこう、と思っていた。

けれど、実はそれ、わたしにとってはとてもさびしいことだったのではないだろうか。
もちろん、彼女にとっても、だけど。

--------------------------

もしかしたら、彼女には根深いコンプレックスのようなものがあったのかもしれない。
わたしはそのことに全く気づかず、彼女は強くて無謬(常に正しい)の人だとしか思っていなかったから、わたしからすれば全くなんでもないことなのだけれど、彼女にとっては傷つけられることになるようなことを、わたしはいろいろ言ってしまっていたのだろうと思う。

たとえば……
わたしは4年制の大学に通っていた。
けれど彼女は、志望する大学は落ちてしまい、専門学校に通っていた。
わたしはそんなことにこだわる必要なんかない、と思っていたし、彼女が専門だからといって見下した覚えもない。
でも、きっと「こだわらない」だけではだめなんだろう。
むしろ、そのことにこだわって、気を遣って扱うようにしてあげるべきだったのかもしれない。

それに、たとえば……
わたしは自分の父親は大嫌いだったけれど、父親の職業はとても尊敬していた。
その裏返しで、ふつうのいわゆる「サラリーマン」という職業については、……これは明らかに「見下していた」と思う。
ひょっとしたら今でもそうかも?
いやいや、そうではない。
他人が会社や役所などの組織に入ってその一部として働くのは、ぜんぜんかまわない。
というか、わたしだってサラリーマンやったことはあるので、そういう立場で働くことがどれほど大変かはわかるし、そうやって組織の一員として働くことに誇りも幸せもある、ということだってわかる。

ただ、わたしには結局「向いていなかった」。
あ、そうか。これも裏返しのコンプレックスで、葡萄の実に手が届かなかった狐が「あの葡萄はまずいんだ」とうそぶくのと同じなのかも。

わたしは、就職ができない人。
しても、ぜんぜん長続きさせることができない人。(最長6年)
……かといって、自営業を自分で営むなんていうセンスも能力も、ない。
わたしは人並みにちゃんと働いて、自分にかかるお金くらいは自分で稼ぐ、ということがまともにできない人。

そう思いながらも、彼女と一緒に暮らし、子どもができてからは子どもの分も何とかしていくために、わたしは合計10年ほどは「サラリーマン」として生きた。
「向いていない、できない」と思いながら。

結局、壊れてしまったわたし。
お金がなくなって生きていけなくなるのも怖いけれど、どこかの組織に入り込んで壊れるまで働くのも、怖くてできない。
(ていうかそれ以前にわたしみたいなひどい人間を雇ってくれる会社なんかこの世に一つもありませんから〜 残念〜〜!<もう古いよね)

その裏返しで、「サラリーマンなんて」と見下すような態度をとったわたし。
そのまた裏返しで、そうやって見下される範疇に自分の父親も(もしかしたら自分も?)入っていることで、わたしからコンプレックスを植え付けられた、彼女。

今思うと、なんてくだらないことをやっていたんだろう。

……音楽については、どうなんだろう?
学生時代には、実は貧弱な根拠しかないのだけれど、音楽についてだけは妙なプライドがあった。
「自分はうまいんだ、自分の音楽のセンスは良いんだ」と。

ええと……
なんだか、書いていることが微妙に間違っているような気が。

音楽についてのプライドも、実は「正規の音楽教育を受けていない」というコンプレックスの裏返しだったのかも。
でも、実は関係ないんだよね。
売れてるミュージシャンがみんな音大卒、なんてありえないし。

いやそれはわかっていて、その上で「理論知らなくても先生についてなくても、自分がいちばん!」と、昔は思っていたのではないか。

今は、どうなんだろう。
わたしよりもずっとセンスの良い若い子がいっぱいいるし、わたしが途中で音楽やらなくなってしまっているうちに、しっかりと活動を積み重ねてすばらしい音楽を創り出しいる人もいっぱいいる。
比べたら、勝てない。

……音楽は、勝ち負けじゃないんだよね。
誰も認めてくれなくても、わたしにとってベストになれば、それでいい。
「正しい音程」とか「正しいリズム」とかいうのは、ちょっとした礼儀でしかない。
しかも、そういうものだって必ずしも必要とは限らない。

わたしは、わたしの音を出し、わたしの歌を歌う。

それしか、できないから。

(わたしはよく「頭がいい」と言われるけれど、いくらどんなに知識があっても、わたしにとっては無意味。
それでより良く生きられるわけじゃないし、そういうものを生かして働くことだって、結局できなかったじゃん。
「知識がない」とか「頭が悪い」とかいうコンプレックスのある人は、もしかしたらわたしに対して腹を立てるかもしれない。
「そんなに知識があるのに生かさないなんてもったいない!」と。
でも、わたしは思う。「わたしのどこが頭いいわけ?」と。
頭良ければ、こんなにややこしくて下手くそな生き方してないよ。
もっと要領よく、お金をたくさん稼いで余裕のある責任ある生き方してるよ!)

ああ、どんどんネガティブになっていく。
今日はもう、やめよう。

信じられるものは、一つだけ。
それは、音楽。

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2005年07月01日(金) Re:楽器を売る〜売った!

K.Yairiのアコースティックベース「YB2-FE」を売った。
「定価12万」を「2年使用」で「5万」で買い取ってもらった。
これはかなりの高価買取り。
まあ、アコベって需給バランスが極端だからね。
需要>>>>>>>>>>>>>>>>供給
もともと大量に売れる楽器ではないので生産ラインが確保しにくく、コストパフォーマンスもよくない。
なのでつい生産を控えている間に、需要だけが極端に膨れ上がって供給を大幅に上回ってしまうのだ。

……まあ、2年間お世話になったけど。
……あのお店なら大切に扱ってくれると思うけど。
……しっかり弾き込んでくれる人に売れればいいけど。

……泣きたくなっちゃうよぉ。

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また自滅ツッコミ。
「定価12万」で「2年使用」!?
おまえ2年前働いていたか?
実はこれも弟にお金を出してもらって買ったのでした。
先月、ようやく弟に返し終わったところ。

まだ支払いが残っているのに売り払ってしまうのはあんまりひどい、と思ってがまんしていた。

でも、実はさっさと売ってしまいたかった。
理由は、買ったお店の店員の態度。っていうか「売り方」。
(最近お世話になっている静岡の老舗「S」ではありません。新参の「V」のほう)
わたしにもベーシストとして一応の誇りはあるのに、
「おまえはこの程度の楽器で充分なんだよ」
みたいな売りつけられ方をした、と感じた。
わたしは「他の楽器も試奏したい」と言ったのに、
「そんな面倒くさいことできるか」
という態度だった。
当時のわたしはまだ半分引きこもり状態だったから、そういう態度にあっても言い返すことができず、言われるままに買ってしまったのだった。
(今でも割と言い返せないほうだけど……だから逆に「わがまま」って言われるんだろうけど。適切なところで意見言わないで、後から「実は」と言い出して、結果的には人を振り回すことになってしまうから)

わたしって結構「根に持つ」ほうなのかなあ。
でも、あの店員の「商売の仕方」は、絶対に間違っていると思った。
こいつきっと苦労するだろう、と思った。
案の定、そいつはそれからちょっとして辞めちゃったけど。
おかげで今はそのお店に行きやすくなった。

あ、しまった。
ダークな考えが。
もしかしたら、わたしはそいつの狭量な価値観で「差別」されていたのかもしれない。
「オカマにまともなベースが弾けるわけないだろう」とか。
そういう狭い世界しか持ってないやつは、哀れだ。
まあ、わたしがわかりにくいキャラなのもいけないんだろうけど。
仕方ないじゃん。
わたしはわたしなりに、わかってもらえるように努力して生きているつもりなんだけど、それでも理解できない人は、仕方ない。
わたしの前に現れないで。
わたしがかろうじて生き延びる邪魔をしないで。

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なんか、今日も長いね〜>書き込み

うん、だって、がまんしてるからね。
楽器売っちゃったこと、後悔してないから。
とっても弾きにくい楽器だったから。
悪いけれど、ギターアンサンブルの通奏低音かブルーグラスの15パターンぐらいにしか使えないから。
(いやブルグラの15パターンそのものは大好きなんだけど、「それだけ」じゃ困るもん)
あれをジャズベみたいに弾きこなすのは、たぶん無理……じゃないだろうけれど、そのために練習を重ねるほどの魅力ある音も出ないし。
(音色の良い楽器は知らないうちにどんどん練習してしまう。
わたしは「好きだから知らないうちに努力している」のが得意だ。
逆に、ストイックに「やらねばならぬ」みたいな義務感で努力するのは、ほとんど不可能に近いし、そういうことからは全力で逃げ続けてきた。
その姿勢はとても良いことだと思う)

あ、でも、いちおうフォローしとこう。
YB-2FEは、少しずつ音が良くなっていく楽器です。
買い取ってくれた楽器屋の店員さん(かなり経験豊富)いわく
「10年たてばいい音出るようになる楽器ですよ。見てくださいよ、表板が厚いでしょ?」
確かに、買ったばかりの頃と比べたら、最近はかなり鳴るようになっていた。

たまたまわたしが、10年つきあってよく鳴るように育てるんだったらMartinにしたい、と思っているだけ。
(実はYBだとスケールがほんのちょっと短いのが不満、Martinはちゃんとロングスケールなのに、ということもあった。「V」ではMartinは扱っていない。でもTacomaは後で試奏させてくれた……例の店員が辞めた後だけど。
ちなみに、どうやら今日本の楽器店で店頭にMartinのアコベが置いてあるところはないらしい?
なんか、ある意味因果な楽器と関わるようになっちゃったのかもしれないねえ……)

以上のことを毒抜きで書けば、けっこう良い「アコースティックベースについての情報」になってるのにね。
ていうか、恨みつらみを込めて書いてることで、わたしは自分が損してる。
性格悪いって思われるだろうから。
っていうか、本当に性格悪いらしいけど、自覚はない。そうは思いたくないじゃん。

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明日は本番なんだよ〜〜〜〜〜 うう、ちょっと不安。
でも、来てくれたお客さんには、絶対楽しんでもらいたい!
だって、お客さんが楽しんでくれるのが、わたしのいちばんの幸せなんだもん。
そのために絶対必要なこと。
それは。
わたしが楽しむこと!
これが必要不可欠な条件。
「滅私奉公」なんてサイテー。
わたしも一歩前に出るからさ。
あなたも一歩前に出てよ。
体がぶつかりそうになったら、お互いにハグしようよ。音で!
そしたらどっちも幸せじゃん。

みんな、わたしと一緒に楽しもうね♪


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