逗子発・おさんぽ日和
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 テーブルタップvol.5『ospite〜オスピテ〜』

以前7月に『アンコントロール』を見に出かけた際に参考に開いた本多劇場グループのHP。そこで下北沢を中心としたグループ劇場で上演される演劇のチケットプレゼントが行われていることを初めて知った。これらの小規模の劇場で上演される作品の多くは演劇通でない限り名前も聞いたこともない劇団のものが多く、実際今回プレゼントに出ていたチケットもそういった劇団が上演するものだった。
ただその中で作品を紹介する劇団からのコメントが目に留まったものがひとつだけあった。それが今日出かけたテーブルタップという劇団のプロデュース公演『ospite〜オスピテ〜』だった。

劇団からのコメント:
 閑静な住宅街にひっそりとたたずむイタリアンレストラン。今夜は4組のお客様がこのレストランを訪ねます。そして、それぞれに何だか深い事情が…。お客様と店員が繰り広げるそれぞれの一夜をコース仕立てのオムニバスでお送り致します。

上記のコメントを読んで「これって私の好きな『ア・ラ・カルト』っぽいのかな?ドラマでいえばやっぱり大好きな『王様のレストラン』風?」と思った私はさっそくこのチケットプレゼントに申し込んだところ、無事に招待を受けることが出来た。本当は2名までの招待で日にちも選べるということだったのだが、結局はひとりで本日15:00から行われる公演に出かけてきた。

場所は以前演劇のオフ会で一度だけ訪れたことのある下北沢の「劇」小劇場。舞台と客席の境もあるんだかどうかというような小さな劇場だ。演劇のオフ会をやっていた頃は初めて名前を聞く劇団の公演やそのメンバーが出演している本当に小さな劇団の公演などにも出かけていたけれど、今日は本当に久しぶりのそんな劇団作品観劇なのでちょっとどきどきした。

ストーリーは「劇団からのコメント」にある通りのもので、お客とそれをもてなす店員とのやりとりを綴った4つのショートストーリーからなる作品。出演者は全部で8名。4つの作品のお客役に6名、そしてもてなす店員に2名という構成。やはり考えていた通り『ア・ラ・カルト』の生演奏なしバージョンのような雰囲気の作品だった。
ちなみに作品名(MENU)と内容は、
 Antipasto〜別れる夫婦:離婚を夫に切り出そうとする妻の葛藤
 Primo piatto〜ペットを連れた女:飼い犬の誕生Partyが気になり成仏出来ない幽霊
 Second Piatto〜長女と次男:父の遺産を母と兄に持っていかれた姉弟のある企み
 Dolce〜タキシードの男:店員相手にプロポーズの練習をするトルコ人男のコメディ
  
ちょっと違うのは『ア・ラ・カルト』のショートストーリーの内容の多くが最後に余韻を持たせて終わるのに対して、こちらはオチをつけて終わるという内容になっていた。ただそのオチも演じている途中で「最後こうなんだろうな」ってわかってしまうんだけど(^^;

正直なところ演劇通の方であれば「もっとここのテンポはよく」とか「笑いを取ろうとしているのが見え見え」とかそんな感想が出るだろう気もする。けれど私にとってはこの作品の持つ雰囲気や出演していた役者さんの印象は決して悪くはなかった。上記のような感想を持ちながらもそう思ったのだからむしろ好きなほうだと思う。何人かツボっちゃった役者さんもいたし。だから今回の公演を見ることが出来て良かった。

このテーブルタップという劇団は2000年11月に旗揚げし、これが5公演目だという(今回の『オスピテ』は旗揚げ公演『Siesta!』の再演だそう)。もし機会があれば次回の公演にも行ってみようかな? 招待ならばなおのこと嬉しいけど。

−−−過去の今日のこと−−−
2002年08月28日(水) 旦那のご馳走で【壱語屋】ディナー
2001年08月28日(火) 【コスモサイクル】 【あざみ野三丁目東公園】

2003年08月28日(木)

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